2012年12月12日水曜日

VDSLメディアコンバートリピーター AT-MC606

以前twitterでつぶやいたアライドテレシスのVDSLケーブルモデム「AT-MC606」を導入してみました。
既存の10Base-5のケーブルが300m弱。屋外の電柱を伝って工場間を結んでいるのですが、これをツイストペアケーブルや光ケーブルに交換するとなると、業者に依頼しなくてはならず、費用は確実に百万円超。
ある程度の速度は必要だけれども、極端に速くなくても良い(予算重視で)という事で、早速AT-MC606を導入してみた次第です。
作業的には減衰を極力減らす為に、同軸ケーブルのケーブル長をできるだけ短くして、N型プラグをBNCプラグに交換して、接続するだけです。
同軸ケーブルの加工なんか久しぶりすぎて、大丈夫かなぁと思っていたのですが、無事にプラグの交換もできました。
それにしても屋外用イエローケーブルが硬いのなんのって…ただの8Dケーブルかと思っていたのですが、シールド層の数が多い。
中心から、コア→絶縁発泡体→網線→アルミ箔→網線→アルミ箔→外皮(黄色)→網線→アルミ箔→屋外用外皮(黒色)。
取り回しも面倒くさいし、そりゃ廃れるよなぁ…とまぁ、こんな豪華版FBケーブルみたいなのを数十メートル程捨ててケーブル長を短くして、数百円で売ってるツイストペアケーブルに付け替えるわけです。なんか勿体無いような、さっぱりしたような。
交換後の速度はAT-MC606のステータスランプで90Mbps~。実測(TCP/IP)で70Mbpsぐらい。ほぼ予定通りの速度が出ているようです。

ちなみにこのAT-MC606はケーブルインピーダンスが50オーム、75オームどちらでも使えるので、応用範囲は広そうです。ただ、1対1での接続しかできないので、家庭向けのケーブルモデムのようにテレビ用同軸ケーブルを1対多で使うような感じでは使えないんですよね。信頼性は高いですが、プライマリー用とスレーブ用の2台購入しないとダメですし。 まぁ、一長一短かな。

アライドテレシス AT-MC606 VDSLモデム
 
アライドテレシス

0 件のコメント:

コメントを投稿