2020年8月30日日曜日

マキタ Makita CL282FDZCW

マキタの掃除機を購入した。 頼まれた買物等で楽天のポイントが微妙に貯まってしまったからなのだが、前から興味があったというのも大きい。
バッテリー付きは高いので本体のみの購入だが、工具で使っているバッテリーがゴロゴロしているので、それを使う事にした。
バッテリーの件については、また後日考察するとして、とりあえず掃除機の使い勝手について。

自宅ではずっとdysonのDC16を使ってきた。
ツインバードのコード付きサイクロンとか買ってみたけど、バッテリー動作の掃除機に比べると、やはり電源ケーブルが煩わしい。
あとDysonの互換バッテリーが安かったというのもある。 途中3個程バッテリーを購入したが充電電流が小さいからなのか故障も無く、まだ普通に使っている。いや、一つは放電の熱で端子部の樹脂が軽く溶けて変形したんだったかな。たぶん接点不良で抵抗値が上がって発熱したんだろうと思う。
で、DC16は随分古い機種なので、今時のDysonのバッテリー式掃除機に比べて重たい。また、ハンディー掃除機なので床を這いつくばって掃除しなければならない。
基本的には身の回りを掃除するだけなので、それも苦ではないが、たまに頑張って掃除する際には面倒に感じる事もある。あと、長時間掃除する際には、トリガー式スイッチは結構疲れる。

というわけで、バッテリー式の掃除機でそれなりに使えそうなのを選んだ結果、CL282FDZCWを購入する事になった。
我が家では重たいゴミが発生する事はほとんど無い。猫の毛と埃が一番多いかもしれない。
そのような条件であれば、サイクロン機構が大いに役立つ。
それからスイッチだが、CL282はボタンスイッチ式なので、一度ボタンを押せば動きっぱなしというのも楽で良い。
いかにも後付けな感じのサイクロン機構だが、思いのほか良く出来ていて、ゴミが貯まる部分のカプセルの取り外しが容易で、DC16のように内部の筒の部分にゴミが絡まないので、貯まったゴミを捨てるのが楽だ。
ただ、長さがあるので、ハンディークリーナーとして使えなくなるのが欠点といえば欠点か。
サイクロン式だけが目的であれば、兄弟機種のCL281という選択もあったのだけれど、紙パックが使いたくなる事があるかもしれないので、CL282を選んだ。
因みにCL282購入時、紙パックが同梱されているが、本体に最初に装着されているのは、「高機能不織布ダストバッグ」となっている。これは、紙パックを使用すると吸込仕事率が下がるので、サイクロン効果が落ちてしまうからなのかなと思う。 まぁ、普段使う分には、こちらの方が良いだろう。

Amazonのレビューを見ていると、10.8Vの機種で吸わないとか電池の持ちが悪いとか、色々と書かれているのだが、掃除機みたいにモーター回してナンボみたいな機械で電圧が低ければ、そりゃ効率悪いし、ちょっと考えれば分かるだろうよと言いたい。 ダイソンと比較してる人も多いけど、ダイソンのバッテリーは22.2Vとか25.9V。18650を6本ないし7本直列接続だ。
因みにマキタの18Vの6Ahは18650の2本並列を5組直列。ダイソンの純正バッテリーがどこのメーカーの物を使っているか分からないけど、マキタは今はVTC5DとかVTC5Aとか言われてるので、高速充電性能と連続高電流放電性能はマキタのバッテリーの方が勝ってると思われる。実際に開けてみないと分からないけど。
なので、ダイソンと比較するならマキタの18V品。

まぁ、電圧だけじゃなくて、全てが専用設計のダイソンの方が、掃除機としては優れていると思う。モーターヘッド等のアクセサリーが充実しているし、単純に吸込仕事率だけ見ても、最強モードで連続運転するとバッテリーが熱を持つぐらいなので、モーターもバッテリーも限界付近まで使われているんじゃないかな。 マキタ18Vと比較してのデメリットは連続稼働時間が短いのと、値段が高いという事だけ。マキタも純正バッテリーは高いから、マキタの18V工具を持っていなくて、単純に掃除機が欲しいだけなら、ダイソンを買った方が良いと思う。 きっちり掃除したい向きには、吸込仕事率も大事だけれど、掃除する場所とヘッドとのマッチングも同じぐらい重要なのだから。

他には、紙パックがすぐにいっぱいになってコスパが悪いとか書かれているのも、少し考えれば分かるだろう。想像力が欠如してるのだろうか? ちなみにモーターの力が同じなら、紙パックが新品状態であれば、吸込仕事率はサイクロン式よりも紙パック式のほうが高い。サイクロンの渦を作るのにパワーを食われるからなのだが、掃除をしているうちに、紙パックはゴミが詰まってくるので、最終的にはサイクロン式の方が効率が良いかなという理屈だ。
だから、小さい掃除機で紙パック式は非常に効率が悪い。大きい掃除機であれば、紙パックを大きくできるから、多少ゴミが貯まったところで、左程影響は出ないのだけど。

話が逸れたが、上記の通り、バッテリーの充電は、純正バッテリーを純正充電器で充電すれば短時間で完了するので、予備バッテリーを一つ用意しておけば、連続して掃除し続けることが可能かもしれない。
個人的には互換バッテリーでの使用が殆どだから、バッテリーが無くなったら、予備バッテリーと取り換えて、ゆっくり充電するか、他の事をしてる可能性が高いけど。

この掃除機は自立しないので、掃除機に付いているストラップをどこかに引っ掛ける必要があるのだが、幸い色々なところから、掃除機用のスタンドが売られているので、それを合わせて買う事で対処した。
あとは充電器の置き場所が問題かなぁ。充電器が結構大きいので、置き場所に困る。掃除機台の下にでも収納スペースを作ろうかな…

 

 

 

 

 

 

 

2020年8月29日土曜日

ガエルネ ED-PRO ART.405の修理

GAERNEのオフロードブーツ ED-PROが経年劣化で樹脂部品がダメになって、ボロボロになった。
修理するか、別の新しいブーツを買うかで悩んでいたのだけれど、結局修理して使う事にした。

一番大きい理由は修理にかかる金額が、新品を買うよりも1.5万円以上安かった事。
あとは、修理してくれる店が家の近所で、直接持参できた為、実際にブーツの状態を見て、どのように修理するのか相談に乗ってもらえた事。
新品を買っても、今までの経験上、また加水分解でボロボロになるのが分かっているので、壊れた部分を皮でリペアしてもらえる事。
ED-PROが古くなっても手入れさえしっかりしていれば、見栄えが悪くならないデザインである事。
等々…

因みに壊れた部分はバックルベース取付部分の樹脂割れ、ヒートガードの樹脂割れだ。


ブログの履歴を見ると、購入は2010年12月なので、購入してから既に10年経過している。
新品の時はこんなに綺麗だったのねと、写真を見て感心してしまった。

バックルベース取付部が割れて使わなくなったのは去年だか一昨年だかなので、それでもまぁ8年ぐらいは壊れずに使えたという事だから、オフロードブーツの使用状況を考えれば、耐久性が低い訳では無いと思う。
ヒートガードが割れたのは去年だったかな。 今のところはシンガードやバックル自体は割れていないが、これらも樹脂部品だから、そのうちダメになるのかもしれない。

ガエルネのブーツの修理といえば、本来なら販売元のジャペックス修理センターに出すのだろうけど、また樹脂部品で修理されてもなぁ…と。ヒートガード部分の修理がメニューに載ってないし。あと、物が大きいので、往復の送料が結構するのだ。

そんなわけで、新品のブーツをamazonのカートに入れて、ポチる寸前までいっていたのだけれど、もう少し修理について調べてみようとWEBで検索してみたら、頑張れば歩いてでも行けるような処に、ブーツ修理をしているMTXREPAIRという店があるのを見つけた。
ちゃんと修理メニューが一通り載っているので、価格については安心できる。
店舗は住宅地の中にあるので、少し場所が分かりにくいかもしれない。 ただ、昔住んでいた所の近所で、頻繁に通った事のある場所。今でもたまに通るから、ホームページを見た際に「そういえば、何か洒落た店があったなぁ」と思い出した。

取り合えず、ブーツを持ち込まずに写真だけ見てもらって、状態を確認してもらうと、修理可能との事だったので持ち込む事にした。
修理自体は殆ど店主一人で行っているようで、仕事の混み具合で納期が変わるような感じ。
まぁ今年は酷暑の中を走りに行く予定は全くないので、納期は秋口ぐらいまでかかっても問題ない。
当初の予定では2週間かからない筈だったのだけど、修理に出したタイミングが悪かった。
7月の連休と8月のお盆連休の間という事で、無茶苦茶仕事が混んでたようで、近場への用事ついでに、修理完了予定日の2日後に取りに行ったら、まだ修理できていなかった。
「お盆休みまでには何とか」と仰っていたのだが、店内の修理待ちのブーツの数を見て、無理だろうなぁと思ったので、急ぎの仕事を優先してもらった。
予想通りお盆前に修理完了の連絡は来なかったので、相当忙しかったのだろう。 まぁ、夏場の湿気と気温で加水分解が進むし、使う頻度も増えてブーツの故障が増えるんだろう。たぶん。

で、一昨日に修理上がりの連絡があったので、本日取りに伺った。
修理を依頼した場所は丁寧に補修されていて、樹脂ベースから皮ベースに変更されている。

ヒートガードの形状やバックルベースの形状は元の形とほぼ同じなので、デザインを損ねるような事にはなっていない。
修理の内容的には十分に満足できるものであった。

バックルのベルトの根本部分がそろそろ千切れそうな感じがするので、壊れたらまた修理をお願いしようと思う。

基本的には頻繁に履くようにした方が、加水分解は進みにくくなるそうなのだが、そうそう履く機会があるわけではないので、樹脂部品の経年劣化はどうしようもない。合皮じゃないから表皮がダメにならないだけまだマシかなぁ。

 

2020年8月18日火曜日

ほとんど電ドラボール

小ねじを回す機会が多いので、VESSELの電ドラボールを買ってから、物凄く便利に使っている。
ベッセルの220USBを購入した後に、ボタン式の電動ドライバーも購入してみたが、雑に扱うと、何かの拍子にボタンが押されて軸が回ったり、回転直後に微妙に逆回転したりして、使いにくかったので、もっぱらベッセルの電ドラボールを使用していた。
ちなみに逆回転の件については、Amazonのレビューでチップコンデンサを交換して対策している強者がいたが、壊すリスクと手間を考えると、多少逆転しても手締めすれば良いかと思ってしまう。

自宅と会社でその2本を使い分けていたのだが、仕事で出張が多くなってきて、出先でハンドドライバーを使用する機会が増えてきた事もあって、もう1本購入する事にした。

今回購入したのは、過去の反省も踏まえてスライド式スイッチの商品。
メーカーはTaiiti。中国のメーカーかと思われる。

VESSELの電ドラボールのようにゴム巻きのグリップではなく、全体的にプラスチックの固まり。

油の付いた手で触れば、ゴムグリップよりは滑りやすいと思うが、一応滑り止め形状のグリップになっているので、ちゃんと握れば滑らずに作業できるだろう。

最初から付属するビットは5本なのだが、微妙な構成で、PH2とSL4.0はドライバーとしては無難な選択なのだが、T-10とH2.5と3mmのドリルって…まぁ、T-10は最近使う頻度が多いので、有難いんだけど。

ちなみに付属のビットの寸法精度に関してはお察しで、ドリルに関しては軸ぶれが酷いので、これで穴をあけると、たぶん4mm弱の穴があくかもしれない。

ドライバー本体の使用感は、ほぼベッセルの電ドラボールと同じ。
LEDライトは電ドラボールのように残光せず、回転終了と同時に消える。
回転直後の逆回転は無し。 回転停止後の手締め時の空転も殆ど無し。
ビットはAタイプ、Bタイプ共に使用可能。両頭ビットも取り付け可能。
そもそも最初に付属してるビットがA,B両タイプ存在するし、PH2は両頭ビットなので、Amazonの商品説明の写真をよく見れば察する事ができると思う。
充電はMicroUSB。ケーブルは付属するが、充電器は付属しないので、パソコンのUSB端子なり、適当なUSB充電器なりで充電する必要がある。

USBコネクターにカバーは無いので、濡れたり結露したりすると錆びて接触不良を起こすかも。

総括としては、「良い。VESSELの電ドラボールと大差無い」といったところ。
電池容量とかトルクとか、色々と違うのかもしれないが、そもそも小ねじでの使用が前提なので、どちらも必要十分な使用時間とトルクだと思う。 速度やトルクが要る用途では別の電動ドライバーを使うべきだ。
大きさや重さも電ドラボールと殆ど変わらない。どちらも腰道具のドライバーポケットに問題なく入る。
スライド式スイッチの使い心地も同程度。
電ドラボールのゴムグリップの方がガッツり握れるけど、使ってるうちにボロボロになってくるので、一長一短。
最初から付いてくるビットは電ドラボールの方が良いけど、ショボくても5種類付いてくる方が良いという人もいるだろうから、これも人それぞれ。
値段は現状、どちらも3千円弱なので好きな方を買えば良いと思う。
いずれにしても、最終的には良く使うビットは、別で購入した方が良いだろう。