2021年7月22日木曜日

XT225WE キャブレター交換 ODO 7729km

以前にtwitterでも書いた通り、何の前触れも無くキャブレターからオーバーフローした。
朝起きたら妙にガソリン臭いので、どこか外でガソリンでも撒いたしたのかなぁと思ったら、自分の家だった。
気付くのが遅かったら火事になっていたかもしれないので、キャブ車の屋内駐輪の際にはガソリンコックをOFFにするのを忘れないように気を付けよう。

オーバーフローの原因が分からないのだけれど、随分と古いキャブなので、壊れたついでにPWK28に交換する事にした。
セロー225界隈ではそこそこ情報の出尽くしたリプレイスキャブレターなので、セッティングに関しては参考資料が多くて作業がしやすい。
取り合えず、今回は取り付けとエンジンがかかるところまで実施する。セッティングは様子を見ながら考えるとしよう。
私の頭の中で、キャブレター交換の構想は2018年6月頃にはあったようで、部品購入履歴を見直してみると2018年7月には部品が揃っていたようだ。
キャブ本体はmonotaroでKAWASAKI純正の15004-0859をメインジェットは#115#120を購入している。


指で回せるAS、PSもこの時期に買っている。

ジェットニードルセットはどこから買ったのか定かではないが、たぶんwebikeかな。

このキャブレターに最初から付いているメインジェットが#140なのだけれど、少し大きすぎるようなので#120に交換。

ジェットニードルも からN68Aに。

スロージェットとカッタウェイ3.5はそのままで変更無し。
 
ニードルクリップは取り合えず真ん中で。


キャブレターを車体に取り付ける前に、エアークリーナーボックスのエアインテークを豚鼻に交換。

元から付いてるインテークはゴムの塊みたいな物で、無茶苦茶固いのでカッターナイフで切って外してしまった。

エアフィルターも新品に交換。ついでにボックス内部の埃とかブローバイガスのオイル等を除去して綺麗にしておく。

インテークマニホールドを新品に交換する。

古いインマニは経年劣化で所々ひび割れているが、内部に達するほどでは無いので、2次エアーを吸っていたという事は無いと思う。

キャブレターに新品のアクセルワイヤーを取り付ける。ワイヤー一本引きなのは純正キャブと同じだが、太鼓の形状が全く異なるので純正品がそのままでは使えないからだ。
このあたりの部品も純正流用で「5PA-26311-00」を使うのだが、如何せんセロー純正よりも少しワイヤーが短い為、純正と同じように左側から取り廻すと長さが足りない。まぁ、右側から取り廻してやれば全く問題は無い。
またキャブレターに最初から付いているアクセルワイヤー用のネジは使わないので外しておかなければならない。

キャブレターから生えているブリージング/ベントのホースは大気開放なのだけれど、水を吸わないようになるべくフレームの上の方に固定しておく。
エアークリーナーボックスからキャブレターまでのダクトは、そのまま利用するが、ほんの少し長さが足りないので、キャブに取り付ける際は、少し引っ張り気味でキャブに取り付け。
無茶苦茶引っ張る訳ではないので、ホースバンドを締めてやれば問題なく固定される。

ガソリンコックからキャブレターまでのホースは耐ガソリンホースを1m程買ってきて、現物合わせでなるべく短くなるようにカットして取り付け。

キャブレターのセッティング自体は、当たり障りなくエアースクリューを1回半戻し、パイロットスクリューを全閉からスタート。
セローのエンジンは許容範囲が大きいのか、これでアッサリとエンジンは始動するので、エンジンが暖まるに連れて高まるアイドリングを、PSを少しづつ戻して都度調整。
という感じで、とりあえずスロー系のセッティングは終わり。

ガソリンタンクやシート等を車体に固定して、近くのガソリンスタンドまで試走。 アイドリングは安定している。アクセルの開け始めになんとなく息つき感があるかもしれない。
アフターファイヤーは今のところ無し。排ガスの色も無色。アクセル開度1/2より上は調子良く回っているのでメイン系は大丈夫かな…

で、キャブの調整をしている際に、リヤフェンダーに付いているリフレクターの取付リベットが緩んでカタカタ煩かったので、グラインダーで削って外してしまった。

ていうか、リベット固定って…今度気が向いたらボルトナットで取り付けよう。

あと、オーバーフローした純正キャブレターのフロート室を見てみようと思ってネジを回したら、強烈に固着していたので、ネジ頭を少し舐めてしまった。

元に戻す予定も無いので、ネジにペネトンを吹いて、しばらく放置した後、インパクトドライバーで数回叩いたところ、無事に緩める事ができた。やはり道具は大事。

で、開けてみたのだけれど、特にオーバーフローの原因になりそうな物は見受けられない。フロートの動きも軽やかで、特に問題になるような感じではなかった。

このキャブの持病みたいな物で、横の樹脂部品が割れるのだけれど、このキャブも例にもれず割れていた。

まぁプラスチックやゴムの経年劣化は動かさずに放置していても進むので、どうしようもない。

取り合えずこの状態で通勤往復してみて、様子を見ることにする。
ODO 7729km