2015年3月29日日曜日

HHKB Professional キートップ交換

私は普段から好んでHappy Hacking Keyboard Professionalを使っている。
この変則キーボードも慣れたもので、殆どタッチタイピングだ。 完璧に使いこなしている人は、無刻印のキートップを使ったりしているらしいが、私の場合、打ち慣れていないキーに関しては、無意識にキートップを確認しているらしく、無刻印のキーボードはタイプミスの回数が飛躍的に増えてしまう。
さて、今回タイトルの通りキートップを交換したのは、HHKB Proの「墨」と言われるカラーバージョンである。

ここ最近、バイクや車の運転をしていても、暗い場所で暗い色の識別が危うくなってきている。
夜間に黒っぽい色の服で出歩いている人や、無灯火で自転車に乗っている人は、是非とも注意して頂きたいのだが、恐らく世間の中年以降の半数以上は、君達を認識できていない。そして、夜に公道で自動車を運転している半数以上が、その中年以上の人だ。
交通弱者である歩行者や自転車を法律や判例は優遇してくれるけど、身体的に欠損したり、生命を失ってしまっては、いくら金を貰った処で割に合うモノでは無いのだから、十分に自己防衛していただければ幸いである。

話が逸れた。この「墨」というカラーバリエーションの特徴は薄暗い黒地のキートップに黒字で文字が書いている処にある。

デザイン的にはかなりイケてると思うのだが、上記の通り、おっさんの目には優しくない。
で、例によってamazonで検索してみると、PFU(HHKBのメーカー)がキートップだけを商品として販売しているのを見つけてしまった。 おっさんが購入するのは、白地に黒文字の「PD-KB400KTW」一択だ。

まず、小さいキートップだけ交換してみることにする。 このキートップセットにキートップ引き抜き工具は付いているのだが、いまいち使いにくいので、以前、青色のESCキーと一緒に頂いたワイヤー式の工具を使用した。
小さいキートップだけを抜いた状態が、こちら。

猫の毛とか埃で非常に汚かったから、軽くブロアー。できればナイロンブラシか何かで掃きたいところ。
で、新しいキートップがこちら。

さすが新品。すごく綺麗。
これらをチマチマと嵌め込んでいった結果がこちら。

あぁ、ダサいわ。これはイケてない。往生際の悪さが際立つ配色。 仕方がないので、全部交換する事にした。
大きいサイズのキートップはワイヤー式工具では引き抜きにくいから、付属の工具を使用する。
全交換した結果がコレ。

まぁ、少しはマシか…
ちなみにHHKB Proは白色も持っているのだが、そこそこ長い間使っているので、ボディーが少々変色してしまっている。

キーボードなんて実用品なんだから、使いやすければ何でもいいんだろうけど、普段からずっと触れている部分だし、できれば良いモノを長く使いたいと思う。
PFUはいつまでHHKBシリーズを出し続けてくれるのかなぁ…

PFU キートップセット白 (HHKB Professionaシリーズ英語配列モデル) PD-KB400KTW
 
PFU

 

PFU Happy Hacking Keyboard Professional2 墨 英語配列 静電容量無接点 USBキーボード Nキーロールオーバー UNIX配列 WINDOWS/MAC両対応 ブラック PD-KB400B
 
PFU

 

PFU Happy Hacking Keyboard Professional2 白 英語配列 USBキーボード 静電容量無接点 UNIX配列 WINDOWS/MAC両対応 ホワイト PD-KB400W
 
PFU

 

PFU カラーキートップセット(HHKB Professionalシリーズ専用) PD-KB400KT01
 
PFU

 

PFU Happy Hacking Keyboard Professional2 Type-S 白/無刻印(英語配列)
 
PFU

 

2015年3月28日土曜日

自転車用チューブレスタイヤ ROADLITE TUBELESSとFulcrum Racing 3 2Way Fit

自転車のチューブレスタイヤは前々から興味があったのだが、ホイールもセットで購入せねばならず、そこそこの出費を強いられる為、手を出していなかった。
結局、散々悩んだ挙句、好奇心には勝てず、買ってしまった。

ホイールは「Fulcrum Racing 3 2Way Fit」で、タイヤはIRCの一番安いチューブレスタイヤ「ROADLITE TUBELESS」である。


Racing3 2way-fitは随分前に友人が購入していて、コレにミシュランのクリンチャータイヤ「PRO3」を装着するのに、随分苦労した記憶があるので、どうかと思ったのだけど、今回はチューブレスタイヤだし、チューブが無い分、入れやすいんじゃないかなぁ…との淡い期待もあった。
 

とりあえずネットでは「脱着が死ぬほど固い」とか「出先でパンク修理なんか出来ない」とか散々な書かれようのチューブレスタイヤ。 IRCのホームページやチューブレスタイヤ使用者のブログ等を見ていると、石鹸水とか専用のローションの使用を強く推奨している。
実際、ビードの上がり具合を良くする為にも、必要な処置だと思う。その辺りは車やバイクのチューブレスタイヤでも同様だ。

さて、ネットでの下調べで散々脅かされたので、準備は万全にしておく。ホイール、ホイールバランサー(振れ取り台)、ビードワックス、ビードワックスを塗る為のパフ、チューブレスタイヤ専用のタイヤレバー。
 
タイヤが冷えていれば硬くなって装着し難いかと思い、予めファンヒーターの前にタイヤを置いて温めておいた。これはあまり意味が無かったような気がする。
ビードワックスはmonotaroで購入した自動車用の物である。個人用途であれば、千円で死ぬまでに使い切れないぐらいの量が入手可能だ。
ビードワックスを塗るのに化粧用パフを用意したのは、塗る際に毛が出ないし、柔らかさが丁度良かったからだ。しかも安価で使い捨てにできる。車やバイクのタイヤみたいに塗布する面積が広いとパフなんかでは到底間に合わないが、自転車のタイヤ程度なら十分だろう。

ネットで色々と見ていると、石鹸水を塗布するのは気密性を高める為だと勘違いしている向きもあるようだが、これはタイヤの滑りを良くして、ホイールへの脱着を容易にするのと、タイヤ装着後、空気を入れた際に、ビードがスムーズに滑って、ホイールの所定の位置に収まるようにする為である。
大量に石鹸水を吹き付けるように指示があるのは、ビードワックスやローションと比べて作業中に乾く速度が早いからで、気密性の向上を狙ってのものではない。

取り敢えず、石鹸水で床をベチョベチョにするのは嫌だったからビードワックスを使う。化粧用パフで塗布すると適当な量のワックスを塗る事が出来て思いの外便利が良かった。
リムの内壁全面と、タイヤのビード部分の表裏全周に塗布する。

タイヤの片側は素手で何の問題も無くホイールに嵌める事ができる。この状態でタイヤの軽点を探る為に振れ取り台に乗せて、タイヤの一番重たい場所とバルブの位置を合わせて、タイヤにポスカで印をつけ、そのタイヤの位置を180度ズラす。
  
本来はバルブの場所が一番重たいから、これで多少はバランスが取れるのだが、このRacing-3 2way-fitというホイールは、タイヤが付いていない状態で、重量バランスが取れてしまっているので、「タイヤの軽点+バルブ」<「タイヤの重点」になってしまう。だから、本格的にバランスを取ろうと思ったら、重りが必要になる…面倒くさいからやらないけど。

なんちゃってバランス取りをしたら、次はもう片方のビードをホイールにハメていく。
定説としてはバルブの逆側からハメていって、最後にバルブ部分という事らしい。実際にはバルブ位置から30度ぐらいズレた場所を最後にした方がタイヤレバーも使いやすいし、バルブ部分のビードの嵌合が確実になって良いと思う。まぁ、これは作業者の好みの問題だから何とも言えない。


ともかく、チューブレスタイヤの挿入に関しては、最後はタイヤレバー頼みなのは間違いない。素手やタイヤレバー一本でやってしまう人もいるし、3本使うという人もいる。
通常は二本のタイヤレバーを左右にリムの縁に引っかかるギリギリの所で引っ掛けて、左右同時にタイヤを捲り上げたら、最後の頂点の部分を手でホイールに押し込んでやれば、案外アッサリと装着できる。
力やテクニックが足りない分を道具で補っているのだから、適切な道具を正しく使えば普通に効果はある。 間違った使い方をすれば、タイヤレバーが壊れるか、ホイールが傷つくか、タイヤが駄目になるだけだ。

タイヤの両サイドがホイールにハマったら、ビードがホイールの内溝に収まっているか確認して、空気を入れる。
ビードワックスが乾いていなければ、綺麗に内溝に滑り落ちてる筈なので、フロアポンプでも問題なく空気は入る。
ビードをリムに嵌合させる為に、最大規定空気圧の115psiよりも少しだけ多く空気を入れてから、一度空気を抜いて、再度115psiまで空気を入れて、エアー漏れのチェックを行う。
本来は石鹸水等をスプレーでホイールやタイヤに吹き付けたりするのだが、どうせビードワックスを洗い落とさないといけないので、洗面台に水を張って、タイヤとリムの部分を水中に入れて空気漏れを確認した。リムにスポーク穴が空いてる訳ではないから、たぶん大丈夫だと思う。
タイヤやリムに付着したビードワックスを洗い落としながら、空気漏れを確認した結果、問題無かったので、タオルで水気を拭きとって、作業終了。
後輪も同様の作業を行った。

作業してみての感想はネットで出回っている情報にビビらされすぎたからかもしれないが、拍子抜けする程簡単で、バイクのチューブレスタイヤを交換する方が数十倍面倒くさい。
たしかにクリンチャータイヤみたいに、タイヤレバー無しでってな感じでは無いが、チューブが無いから、タイヤレバーを使ってもチューブの噛み込みを気にする必要が無いし、IRCのチューブレスタイヤ専用のタイヤレバーであれば、その形状からして、挿入時にタイヤ内壁を傷つける事はないから、気兼ねなしに使える分、気楽な物だった。
習熟の為に、このレバーを使って、2回ほどタイヤを脱着してみたのだが、特に使いにくくはない。
タイヤ装着時よりも、タイヤ取り外し時にレバーの角でタイヤ内壁を傷つけないか、少し心配といった程度だ。

ただ、私的にはビードワックスとタイヤレバーが無ければ、絶対に脱着出来ないとも思った。
以前このホイールにクリンチャータイヤのミシュランのPro3を装着する際にも相当苦労したので、タイヤ云々ではなくて、元々こういうホイールなのかもしれない。

走行の感想は、ど素人目線で役に立たないだろうから、気が向いたら書きたいと思う。 パンク修理する羽目に陥ったら、確実にレポートする事になるだろう。

IRC ROADLITE TUBELESS 700×23c 190099 ブラック
 
IRC tire

 

FULCRUM フルクラム Racing 3 2-WAY F+R シマノ 10/11s ホイール
 
FULCRUM

 

IRC チューブレス専用 タイヤレバー(2本) レッド
 
IRC tire

 

2015年3月12日木曜日

TS125R 今シーズ最後の雪山ツーリング

先週末、京都のいつもの林道へ行ってきました。今回のメンバーは私とXR230とSL230。

流石に随分暖かくなってきたし、土曜日は雨だったから、もう雪は残ってないかと思ったのですが、山の上の方へ行くと、まだ結構残っていました。
前日の雨で滑る路面や、残る雪に多少手こずりながら、いつもの見晴らしの良い場所に到着。

軽く休憩して、再出発すると、かなり大きな残雪。
崖側の30cmぐらいはヌタヌタですが、走れそうだったから、ゆっくりと進んでいくと、少し崖側に勾配がついているのか、後輪にトラクションをかけると、後ろが滑って崖に落ちそうになります。
SL230の方は初心者だったので、私が乗って通過。 最後にXR230だったのですが、後輪が滑ってしまって、崖側にバイクが滑り落ちてしまいました。
最初はバイクを起こして、押して戻そうとしたのですが、斜面が思いのほか急峻で、一見腐葉土に見える土のすぐ下には濡れた粘土層。そしてXR230が履くタイヤはトラタイヤという最悪に近い組み合わせ。色々と足搔いてみるものの、車体は斜面をずり落ちるばかりで、一向に上がりません。 これはロープが必要だという事で、私が下山して買って来る事になりました。

この林道は周回できる林道なので、距離的に戻るよりも進むほうが早いと判断して、先に進むと、また大きな残雪エリア。 今度は崖側ではなく、土手側の雪が薄くなっている感じだったので、行けるかと思って先に進むと、1/3も進まない内に身動きが取れないぐらい車体が埋まってしまいました。なんて二重遭難。
下り坂の雪道でスタックさせるとバックもできないし、本当にどうしようもないので、ひとまず前輪を持ち上げて車体を直立させ、180度反転させます。雪が邪魔で簡単にはいきませんが、どうにか反転。
車体が軽いTS125Rで本当に良かった…と思ったのだけど、直立させていた時間が長かった為に、キャブがオーバーフローしていたりガソリンがエンジン内に入ったりして、プラグがかぶってしまいました。エンジンがかかりません。
予備のプラグも一応持ってきてるけど、体力を使いきっていたので、雪の上に寝転がって、プラグが乾くのを待ちます。体力がある程度回復してきたら、車体に跨って50回程キック。セル付きインジェクション車で軽いオフ車があれば欲しいわ…

なんとか遭難を免れて、引き返すと他のメンバーが嬉しそうな顔で迎えてくれました。…すんません、ロープまだなんです…
そして山を途中まで下った頃に、ふとバイクに積んでいる荷物を思い出しました。「そういえばラッシングベルト積んでたんじゃね?」 で、確認してみると、一本だけですが積んでました。今までの苦労は一体何だったのか。
ベルトを持って帰って、バイクと立ち木を結んで引き上げ…上がらない。流石にこの急斜面、バイクを寝かしたままだと上がらんわ…と、途方にくれていたところに、現れたのがCRF250Lの君。もうオッサン二人と女子一人では限界だったところに、新たな労働力…もとい助っ人が!
新たなる助っ人は若くてパワーがある方だったので、無茶苦茶助かりました。粘土質の急斜面は立っているだけで体力を使うから、一番大変な車体起こし&押し役を引き受けてくれて、本当にありがたかったです。
途中で不法投棄されたスレートを見つけてタイヤの下に敷けたのもよかったし、色々と運が良かったのかもしれません。
何事も下見と引き返す勇気ってのは大事ですね。何はともあれ後日、チェーンブロックやチルホールを持ってきて引き上げるような事態にならなくて良かった…てか、災害対策用にチルホール一つ買っておこうかしら? 一つ持ってたら、色々と便利そうだし。
 

HONKO スーパーチルS-7ワイヤー付 03401040
 
本宏製作所

 

2015年3月5日木曜日

秋月電子通商 可変スイッチング電源キット MPD7K019S

会社の機械に繋がっているプリンターのACアダプターが壊れた。本来であれば、プリンターのメーカーから純正品を買うべきなのだろうが、古いプリンターだし、工業用という事もあって、こんなショボいACアダプターが結構な値段。

で、代替のACアダプターを探したのだが、7.2V 5Aといったアダプターは容易には見つからない。あまり時間をかけてもいられないので、秋月でDCDCの電源キットを買うことにした。
幸い会社には廃棄PCのACアダプターがゴロゴロと転がっているからACDCはそれに任せる事にした。

秋月でDCDCを探すと結構色々と種類があって、どれにするか悩んだのだけれど、部品点数が少なくて見た目が綺麗で、放熱が少なそうなMPD7K019Sを使用した可変スイッチング電源キット「AE-MPD7K019S」を購入した。
出力電圧DC2.3~12Vと低めの設定の割には、入力電圧はDC17~40Vと高め。したがって、PCのACアダプターなら19Vクラスの物を用意しなければならない。
ガラクタ箱を漁っているとHPのアダプターを発見したのでコレを使う事にする。


そんな訳で、無事に完成して問題なく動作したのだが、如何せんコレを入れる箱が無い。
平滑用のコンデンサが思いのほか背高で、内側寸法75×58×50ぐらいの箱じゃないと入らない。無駄に大きい箱は使いたくないし、どうしたものかなぁ…

とりあえずプリンターがいつまでも使えないのは困るから、暫定的にダンボール箱に入れて使ってもらうとしよう。