2012年12月29日土曜日

自転車用ディスクブレーキ交換

自転車用のディスクブレーキのレバーとキャリパーをワイヤー式から油圧式に交換しました。
といっても、私のじゃなくて、友人のですが。

自転車もバイクも油圧式ブレーキのキモはエア抜きなわけですが、ホースを輪っかに潜らせたり、狭いところを通したりしなくても良いのであれば、先にブレーキラインを組んで、車体に取り付ける前にフルードを入れてエア抜きする方が楽です。
まぁ、バイクだとブレーキラインが固定だったり前後連動だったりして難しいのですが。でもエアーの抜けにくいキャリパーを車体から外してエアー抜きすると、結構捗るのは間違いないのです。特に後ろ側はラインも横向いてるしね。
まずはホースを車体合わせして、実測で必要な長さに切ります。
ホースにエンド金具を取り付けて、マスターとキャリパーに取り付ければ、ブレーキライン完成。

ぶら下げ用の棒にブレーキレバー(マスターシリンダー)を固定して、キャリパーをぶら下げます。兎に角キャリパーやホース内部のエアーが抜けやすいように工夫します。
バイクの場合はキャリパーが重たいから、ホースに負担がかからないように支えたりするんだけど、自転車のキャリパーは軽いから、ぶらぶらしてても問題無いでしょう。むしろホースの弾性が強すぎて、鬱陶しいぐらいです。
キャリパーのピストンは奥までしっかりと押し込んでおくこと。まぁ新品ならピストンは出ていない筈ですが…
マスターのリザーバータンクの蓋を開けて、キャリパー側のドレンボルトを緩めて、シリンジを使って、キャリパー側からフルードを注入していきます。
キャリパー内のエアーを抜く事を考えながら、傾けたり、軽く叩いたりして、ゆっくりとフルードを入れていけば、キャリパー内のエアーは9割以上抜けると思います。
ブレーキホースをデコピンで何度か軽く弾いて、ホース内壁に付着するとおもわれる気泡を弾き落として、最終的にマスターシリンダーのリザーバータンクにフルードが出てくれば、エアー抜きは9割方終わりです。
自転車のブレーキフルードは鉱物油なので、溢れても塗装にダメージとかは無さそうなので、気分的に楽ですね。 

キャリパーからシリンジを取り除く前に、ドレンボルトをしっかりと閉めて、シリンジを取り除きます。
キャリパーにブレーキパッドを取り付けて、ディスクの代わりになるものを挟み込みます。
リザーバータンクに溢れない程度のフルードを注いで、ブレーキレバーをゆっくりと数回握って、キャリパーのピストンを押し出します。 キャリパー側にフルードが流れますから、リザーバータンクのフルードが減りますので、タンクが空にならないように、適時フルードを継ぎ足しましょう。空にしてしまうと、エアーを噛んでしまします。
リザーバータンクが満タンになったら、キャリパーのドレンプラグにビニールのホースとフルード受けを取り付けた後、ブレーキレバーを軽く握りながら、キャリパーのドレンプラグを少しずつ緩めます。ドレンプラグからフルードが出てくるまで緩めて、キャリパー内に残っているエアーを排出すれば、出来上がり。 しっかりとドレンボルトを締めて、ビニールホースを抜き、リザーバータンクに減った分のフルードを足して、終了です。
バイクみたいに負圧ポンプを使って作業すればもうちょい楽なのかもしれないけど、如何せんリザーバータンクが小さい上に、残量が見えないから、使い辛いです。
あと、車体につけた状態でやってもいいと思うんだけど、溢れたフルードがブレーキディスクやらパッドやらに付着すると、脱脂が面倒臭いんですよね…注意して作業すれば良いだけなんですが。

ところで、自転車の油圧ブレーキの取り付けで、いつも不思議に思うのが、何故オリーブ一つで、ホースが抜けなくなって、油も漏れないようにできるのかって事。この仕組みが未だによく分からない。だれか詳しい人、教えて下さい。 
それから、キャリパーのドレンボルト、7mmって何だよ。 そんなスパナ持ってねぇよ。 だからいつもモンキーで作業してるんだけど、まぁ、機会があれば7mmのスパナ買ってくるかな…

2012年12月28日金曜日

KLX125 クラッチスイッチ交換

クラッチスイッチのせいなのか、オイルが寒さの割に硬すぎるのか、どうにもアイドリング付近の安定性が今ひとつ。
ニュートラルに入れると、安定するから、ビレットレバーにした時にクラッチの遊び量を大きく取りすぎたかな…
仕方がない、ハンドルカバーを外してクラッチの遊び調整するか…と思っていたら、佐川急便がやってきました。
webikeで注文していたクラッチスイッチが到着。

代金は一二五〇円。高いような安いような…専用品として見れば安いんだけど、品物自体の価値で見れば、半額でも良いぐらいだと思う。まぁ、それでも外車の部品と比べれば、十分に安いんだろうけど。

上の写真の右側の飛び出してる棒の部分が折れた訳です。結構あっさり折れるので、クラッチレバーを交換する際には気をつけましょう。>自分 

2012年12月26日水曜日

ガソリン携行ポリタンク(5リットル)

先日、梅村氏が我が家にSZR660を取りに来た際に使っていた、ポリ製ガソリン携行缶の結構使い勝手が良さそうだったので、少しネットで探してみた処、同じものを発見。
「Septer ポリタンク5L」とかそんな感じで売ってました。値段は1260円。思いのほか安い。
でも、送料無料にするには3000円以上買う必要があるのよねぇ…
てなわけで、無駄にサイクリングウェアなんかも一緒に買ったりして、ガソリン携行缶を購入したのでした。

形はまぁ、前に見た通りだったので、驚きとかはないのですが、持ち手も付いてるし、使いやすそうな感じです。
給油ノズルはタンクに内蔵するタイプで、ふたの部分をひっくり返して使います。

このタイプのメリットは収納時にノズルが露出しないので、使用後に密閉空間に置いても、ガソリン臭くならない事。
デメリットは使用時にノズルがガソリンで濡れているので、注意しないと衣服その他にガソリンが付着する可能性がある事ですね。
ノズル形状は、ちゃんと空気抜きの凸部があるので、極端に傾けて注がなければ、普通に注げるハズです。
  
鉄やステンレスと違って、非常に軽いのと、アルミみたいに固い物体に当たっても凹みませんが、材質的に熱や紫外線には弱いでしょうから、その当りは考慮して使う必要があるでしょう。
また、ポリタンクなので、あまり強い衝撃が加われば破損の恐れもあります。特に蓋部分は割れやすいような気がします。
流石にこれをバイクに積んで走ろうとは思いませんが、軽いし小さいので、車になら予備タンクとして置いてても良いかなと思わせますね。
発発用の燃料入れとしても良いかもしれません。
いずれにしても、長期間燃料を保管するには向かなさそうな感じがするので、3か月に一回ぐらいは内容物を使って、入れ替えた方が良さそうな気はしますね。 まぁ、大丈夫なんでしょうけど…

2012年12月21日金曜日

COOCASE (FUSION) 28L BASICの不具合

ちょうど二年前の今頃にCOOCASE (FUSION) 28L BASICを買ったのですが、流石に過積載気味でダートを走ったり、走行中に落下させたりしたのが堪えたのか、ダート走行中にケースが取り付けプレートから外れそうになる事が増えてきました。
買った当初から懸念していた、プレートとの噛合爪が浅いのが最大の原因なのですが、

それに加えて固定金具が荷物の重さと、ダートの振動で変形してしまった感じがします。
 
以前はここまで曲がって無かった筈です。そこで、とりあえず、ハンマー等で叩き戻す事に。

少しは平らになりましたかね…そうそう、ケースを逆さまにして、この金具の部分をガンガン叩くと、どういう構造なのか、キーロックがかかってしまいます。間違ってもキーをケース内に入れたまま作業しないようにしましょう。
そんなわけで、暫くコレで様子見です。 

2012年12月20日木曜日

10kg超

冬場になると、そりゃあもう喰っちゃあ寝、喰っちゃあ寝してるので、どんどん重たくなるわけですよ。 そう、ウチのバカ猫共の話なんですがね。
ハッチャク(茶色縞々)なんか、すでに10kg超ですし。アゾレ(白灰)も6kg超です。

10kgともなると、毛づくろいも満足にできなくなるので、ハッチャクさん、微妙に臭いよ?

今度、引っかかれまくりながら、シャンプーしないとダメかなぁ。猫も嫌がるけど、私も怪我だらけになるので、シャンプーするの嫌なんですけどね…しかしまぁ、臭いのはもっと頂けない訳で。

CBF1000 ブレーキスイッチ交換

随分前から調子が悪かったCBF1000のフロントブレーキスイッチを交換しました。
ホンダのブレーキスイッチは壊れやすい…というのは、ただの経験則で、実際の処は同じスイッチを使ってる他社製品も同じようなものだと思うのですが、結構水が掛かる場所ですし、ある程度は仕方がないのかなと。
ただ、純正部品として注文すると、結構な値段なので、今回はNTB製の互換品を買ってみました。

SSH-02という型番です。monotaro.comで640円。 monotaroのユーザーレビューでカチカチうるさいとありましたが、純正のALPS製のスイッチも結構うるさいです。 実際に聞き比べてみても、音の大きさに差があるとは思えませんでした。
 
下がALPS製の純正。上がNTB製。
まぁ、形も機能も同じですので、不具合のあるスイッチを取り外して、新品のスイッチを取り付けるだけの簡単なお仕事です。
そんなわけで、特に大したイベントもなく、普通に動くようになりました。
ブレーキスイッチはこういう互換品があるのに、クラッチのスイッチは探しても出てこないんですよね…
KLX125クラッチスイッチは諦めて純正買うしか無いかな。

【NTB】 ブレーキスイッチ [SSH-02]
 
NTB

 

デイトナ:クラッチスイッチASSY(クラチマスターシリンダー補修用)【汎用】
 
デイトナ(DAYTONA)

 

2012年12月18日火曜日

KLX125 修理完了と失敗

KLX125のリヤサスペンションリンクのロッカーアームをフルベアリング化する改造は、なんとか完了しました。
結局オイルシールは以前の記事で書いた通り、Monotaroで購入した「LBH 18 26 4.5 6」で代用できたのですが、純正オイルシールと比べて密着性が高すぎて、スリーブの動きがあまり良くありません。
そんなわけで、ベアリングとロッカーアームの内部にウレアグリースを詰め込んで、スリーブを入れた後に片方は純正オイルシールを採用。もう片方は代用品を利用しました。 スリーブとオイルシールの間に、以前購入したメタルラバーを吹き付けたら、満足できる動きになったので、しばらくこれで様子をみたいと思います。 ちなみに、何れのオイルシールもちゃんと取り付けようと思うと、ベアリングを少しだけ穴の奥に入れる必要があります。2ミリぐらいかな?
そんなわけで、ロッカーアームが完成したので、早速バイクに組み付けて、試走。 うむうむ、プラシーボ効果が抜群ですねw 少しサスペンションの動きが良くなったような気がします。たぶん気のせいですけど。
で、走る事に関しては特に問題が無い事が確認できたので、左右のミラーをラリー690に交換。そして、ブレーキレバーとクラッチレバーをビレットレバーに交換します。
ミラーとブレーキレバーは問題なく交換できたのですが、クラッチレバーを交換する際に横着した為に、クラッチレバースイッチの棒を折ってしまいました。自分でバイクを修理するエンスーもどきが、かなりの高確率でやっているであろう失敗で、私も過去に1度やってしまった事があるのだけど、今回で2回目。しくじった…
まぁ、早急に直さなければならない部品でも無いのですが、できればなるべく早く交換したい処です。しかし、純正部品は高いんだよなぁ…代替の部品無いかなぁ。
気を取り直して、折角ビレットレバーに交換して格好良くなったハンドルに、ハンドルカバーを取り付けて、軟弱激ダサ冬季仕様に。
今年はグリップヒーターをどうしようか考え中。なんか季節が終わる度に配線外して、ノーマルグリップに戻すのが面倒臭いんですよね。

AZ袋入りウレアグリース F780
 
エーゼット

2012年12月17日月曜日

SANWAサプライのアウトレット小物

深夜にネットで意味もなくショッピング系サイトを見ていると、無駄な買い物をしてしまうのですが、今回はサンワサプライのアウトレットでいくつか買物してみました。

・スマホ手袋

静電容量方式タッチパネルにも対応できる手袋です。電導糸が指先部分に使われているのですが、タブレットで使う事も考えれば、できれば5本全てに対応して欲しいところですね。  糸のホツレなんかが多くて、作りは、あまりよくありません。
 

・電熱手袋(USB電源)

流石に5V程度ではあまり暖かくなりません。この手の物はケーブルが邪魔になるので、できればもう少し細いケーブルを採用して欲しかったですね。 
正直、電熱じゃなくても、手袋だけで結構温かいです。
 

・テンキー NT-13UBK

シフト機能がついている多機能テンキー。どこかで19mmピッチだと見たような気がするのですが、実際は17mmピッチですね。手が大きい私には、非常に使いにくい。親指でのキー切り替えはそこそこ便利だけど、キーピッチの狭さが全てを台無しにしている。
キータッチは値段なりで、安っぽい。チャタリングが散見される。

・Mini USBケーブル

巻取り式のmini USBケーブル。今更Mini USBケーブルかよといった感じはするけど、我が家にはまだ結構沢山Mini USBを使う機械があるので購入。 100円均一でも同じようなものが売ってるけど、それとは一線を画するケーブルの太さ。 巻取り式にありがちな、断線不具合が起きにくいと思う。まぁ、こればっかりは実際に使ってみないと分からないんですけどね。
 

・USB保温保冷器

ペルチェ素子を使った保温保冷器。構造上当たり前ではあるのだけれど、金属等の熱伝導性の高い容器に飲み物を入れなければ、あまり効果が無い。 キャンプ用の金属器がベターかも。 保温効果は微妙。洗う手間さえ惜しまなければ、普通に魔法瓶のほうが効率は良い。保冷はまだ試してないから、何とも言えないけど、夏場までに壊れずに動いていてくれるかな?
  

・USBペットボトルウォーマー

ぬるい状態を維持してくれるペットボトルウォーマー。冷たくはならないけど、その程度。保温とは程遠い。 アルミ蒸着の保温ウォーマーとどちらが実用的かは悩ましいところ。
 
 
・iPhone4/4S用ケース

自転車とかバイクにiPhone4Sをとりつける為のケース。流石に型落ち携帯専用のサプライ品は安い。 ウォーターレジストとあるが、まぁ防滴程度だと思う。タッチパネルの操作は少し感度が鈍るが、特に問題にならない。むしろグローブをしている手でタッチパネルの操作ができない方が問題。 自転車だったら指無しグローブであれば問題にならないだろう。 充電ケーブルの取り出し口もあるので、リチウムイオン系の外部バッテリーを使えば、下手なナビを使うよりも、余程使い勝手は良いと思う。

ただ画面が小さいので、走行中の画面確認は厳禁。間違いなく凝視してしまう事になるので危険すぎる。

・iPad2用背面カバー

テーブルの上に置いたり、滑らせたりで、結構すぐに傷だらけになる背面カバー。適当なタイミングで取替れば、少しは綺麗に使えるかと思う。
一枚90円。やはり旧モデル専用のサプライ品は値落ちが激しいなぁ… 

2012年12月12日水曜日

VDSLメディアコンバートリピーター AT-MC606

以前twitterでつぶやいたアライドテレシスのVDSLケーブルモデム「AT-MC606」を導入してみました。
既存の10Base-5のケーブルが300m弱。屋外の電柱を伝って工場間を結んでいるのですが、これをツイストペアケーブルや光ケーブルに交換するとなると、業者に依頼しなくてはならず、費用は確実に百万円超。
ある程度の速度は必要だけれども、極端に速くなくても良い(予算重視で)という事で、早速AT-MC606を導入してみた次第です。
作業的には減衰を極力減らす為に、同軸ケーブルのケーブル長をできるだけ短くして、N型プラグをBNCプラグに交換して、接続するだけです。
同軸ケーブルの加工なんか久しぶりすぎて、大丈夫かなぁと思っていたのですが、無事にプラグの交換もできました。
それにしても屋外用イエローケーブルが硬いのなんのって…ただの8Dケーブルかと思っていたのですが、シールド層の数が多い。
中心から、コア→絶縁発泡体→網線→アルミ箔→網線→アルミ箔→外皮(黄色)→網線→アルミ箔→屋外用外皮(黒色)。
取り回しも面倒くさいし、そりゃ廃れるよなぁ…とまぁ、こんな豪華版FBケーブルみたいなのを数十メートル程捨ててケーブル長を短くして、数百円で売ってるツイストペアケーブルに付け替えるわけです。なんか勿体無いような、さっぱりしたような。
交換後の速度はAT-MC606のステータスランプで90Mbps~。実測(TCP/IP)で70Mbpsぐらい。ほぼ予定通りの速度が出ているようです。

ちなみにこのAT-MC606はケーブルインピーダンスが50オーム、75オームどちらでも使えるので、応用範囲は広そうです。ただ、1対1での接続しかできないので、家庭向けのケーブルモデムのようにテレビ用同軸ケーブルを1対多で使うような感じでは使えないんですよね。信頼性は高いですが、プライマリー用とスレーブ用の2台購入しないとダメですし。 まぁ、一長一短かな。

アライドテレシス AT-MC606 VDSLモデム
 
アライドテレシス

2012年12月10日月曜日

CBF1000 赤穂~六甲ツーリング

先日の日曜日は梅村氏と煙氏、それから私の3人で赤穂方面へツーリングに行って来ました。
梅村氏はTDM900、煙氏はRSV1000。
  
それにしてもTDM900にブラックのヘプコが似合いすぎてカッコ良すぎる。


梅村氏は職業ライダーですし、煙氏も熟練ライダーなので、皆さん防寒装備はバッチリです。 誰一人としてカジュアル防寒装備じゃない所が、オシャレとは無縁なライダーらしさというか、なんというか。
極寒ツーリングが予想される状況で、「そんな装備で大丈夫か?」とか聞く必要が無いぐらい安心できる面子で良かったです。

放出東のローソンで待ち合わせをして、出発。 先導は煙氏で赤穂へ向かいます。
阪神高速は予想以上に空いていました。 用事が無ければ家に篭っていたいぐらいの寒さなので、行楽客が殆ど居ないからなのかな…と思っていたら、第二神明道路の明石SA付近から雪がパラついてきました。 天気予報でも雪って言ってたしなぁ…
赤穂の目的地は「あこうそば衣笠」。地産地消の蕎麦屋さんです。 採光が蛍光灯の暗い照明なので、ちょいと写りがもう一つですが、穴子天ぷら蕎麦はなかなか美味しかったです。

寒さで冷えた体が温まった所で、二件隣にある「かん川本舗本店」で塩味饅頭をおみやげに購入。
その後、いかにもバイク好き向けの喫茶店「サニーサイド」へ移動。

ここで次の行き先を決めるつもりが、バイク談義に花が咲いてしまって、結局帰らなければならない時間に。 
帰路はR250で海岸線~明姫幹線、明石から鈴蘭台を抜けて、西六甲、東六甲、逆瀬川、R176バイパス、中環、新御堂筋というルート設定。
六甲山に入る手前で給油。この時点で、結構寒かったのですが、西六甲に入った途端に、さらに冷え込みが厳しくなります。
この時点でいつもの夜景ポイントは諦めて、六甲ガーデンテラスへ行き先を決めて、取り敢えず上っていきます。
六甲ガーデンテラスに到着する頃には、もう指先の感覚がありません。 外気温は氷点下5度~。ガーデンテラスのトイレ横にある水たまりはガチガチに凍ってました。
そりゃ寒いわ…でも良く考えたら、私が神戸に住んでた頃は、戸外の池や水たまりが凍結するのなんか、日常茶飯事だったわけで、そう考えると、やっぱり昔よりは暖かくなってるのかなぁと思った次第。
ガーデンテラスからの夜景は、軽く風があるおかげでモヤも無く、氷点下の外気温のおかげで、素晴らしいモノでした。

街と山との気温差で景色が多少揺らいで見えるのが、また幻想的です。しかし、寒すぎて長時間見続けるのは厳しい(苦笑)
指先の感覚が戻ってきたあたりで、再度出発。 道路に出て少し行った所で、前輪で氷を踏んで転けそうになり、ビビリミッター発動。東六甲をチンタラと降りていると、所々で凍っています。
一部、完全に車線が凍結路になっている場所があったのですが、対向車線は凍っていない模様。対向車が居ない事を確認して、反対車線を走って、なんとかやり過ごしました。 いや、これは精神的に消耗する。 下りの凍結路とか…転けたら起こすのが大変ですしねぇ。滑るわ重たいわで。 KLX125で圧雪道路走ってる方がナンボかマシな気分です。
逆瀬川に降りる頃には、「暖かいわぁ、ほぇ~」ってな気分になりましたが、それでも外気温は5度ぐらいなんですよね。暫くすると寒くなってきます。
最後に城北公園通沿いにある「よってこや」でラーメンを食べて、解散。
皆様方、お疲れ様でした。

行程は300kmちょいって所だと思いますが、GPSロガー代わりにしていたNAV-Uが六甲山手前の給油ポイントで電池切れしてたので、正確な距離は不明。
その中途半端な道程はコチラ。 

2012年12月8日土曜日

KLX125 リヤサスのロッカーアーム加工

KLX125のリヤサスペンションのロッカーアームですが、以前から何度か書いている通り、樹脂製のカラーと鉄製のスリーブの相性が良くないのか、それはもう頻繁にグリスアップしてやらないと、すぐにスリーブが錆てきます。錆たまま使うので、樹脂製のカラーも傷だらけに。
錆でスリーブが膨らむから固着した状態になって、スリーブが動かなくなり、結局ボルト部分だけが摺動する事になります。こんな状態になるんだったら、最初からロッカーアームにはボルト径+α程度の細い穴だけ開けておいて、真鍮か何かのパイプみたいなスリーブ入れて、ボルトだけで支えればいいじゃないのと思うんですよ。ホントに。
とりあえず、今の状態でそれを言っても仕方がないのですが…

ところで、KLX140Lのリヤサスペンションのロッカーアームは樹脂カラーではなくて、ローラーベアリングを使っています。従って、KLX125も同じようにローラーベアリング仕様にできる筈です。
樹脂製のカラーを抜いて、KLX140Lで使われているモノと同じサイズのローラーベアリングを用意し、バイスで圧入。 って、メチャクチャ固いんですけど?
不安になって、圧入したベアリングのローラーを触ってみたら、ベアリングが変形してしまって、ローラーが回らない。 ベアリングを外してロッカーアームの穴径を測ってみると、23mmしか無い。ベアリングの外形は24mmなので、入る訳がないのでした。
というのが、前回までの経緯

そもそも、このバイクに、そこまでしてリンクのロッカーアームという、大して影響の無さそうな部品をアップグレードする価値があるのかという疑問はさておき、出来ることはやってみたいですし…それに、このスリーブが錆びるという現象を放置したくない。
まずはロッカーアームの穴径を拡張。 初めはボール盤で24mmのドリルを使って…とか思ってたのですが、そんな大径のドリルがあるわけもなく、勤め先の心当たりがありそうな処に聞き廻っていたら、金型修理をやっている部署にフライス盤があるので、そこの24mmのエンドミルで削ればいいんじゃない?という話に。 ロッカーアームの穴は60mm程の深さがあるので、そんなロングサイズのエンドミルがあるのかと聞いてみたら、ありました。
そんな訳で、仕事の合間に加工をお願いして、出来上がったのが、コチラ。
 
見た目はさっぱり分かりませんが、しっかり拡張されています。ただ、24mmのエンドミルで削ったから、少しだけプラス公差がでているのか、ベアリングが手で叩いた程度で入ってしまいます。これは、中強度のネジ止め剤か何かを点付けして止めておいた方が安心かな…
 

次にスリーブですが、樹脂カラー用のスリーブは外形が約20mmで、ベアリング用のスリーブは外形が18mmです。内径と長さはロッカーアームとボルトの径が同じなので変わりません。
ベアリング仕様用のスリーブは1つは買っていたのですが、もともとKLX140Lと同じ仕様にしようと思っていたので、2つは買っていなかったんですよね…
仕方がないので、樹脂カラー用のスリーブを削って使おうかと考えていたのですが、旋盤屋に頼むよりも買ったほうが安いと言われてしまいまして、ミスミで見積もってみると、たしかに買ったほうが安い。

ただミスミって法人しか相手にしてないんで、発注をどうしようかと思っていたら、勤め先の開発技術部門がミスミと取引がありました。 で、そこから発注をお願いしました。錆びた時の事を考えて二個。
下の写真の右が純正で、左が作ってもらったスリーブ。作ってもらったスリーブの内径も、プラス公差がついているので、ボルトは問題なく入ります。
 
ちなみに、このスリーブのパーツナンバーは国内では販売していません。リヤサスの交換ついでに、ロッカーアームのベアリング化を考えている人は、ちゃんとスリーブの発注も忘れずに。輸入なら一つ800円程度で済みますし。

それにしても、世の中には、別段加工しなくてもベアリング化してる人も居る訳で、なんだろ?ロットによってロッカーアームの穴径が違うのかしら?

方法としては、ベアリングの外径が23mmのHK1712を使って、スリーブの外径を17mmにするという手もあります。強度的には純正サイズのHK1816を使うよりも落ちますが、不安ならベアリングの数を増やせば良いと思います。
今回はたまたまロッカーアームを削ってくれる環境があった事と、純正のスリーブが使いたかった事、それからミスミが肉厚3mm未満のカラーを作ってくれない(特注?)事、などの要因が重なって、このような加工方法になりましたが、旋盤加工ができるなら外径17mmのスリーブでも作る事ができますし、軸径12mmのボルトの上に被せるだけなので、スリーブの肉厚が2.5mmになったところで、強度的な問題は無さそうな気がします。

ロッカーアームにベアリングを圧入して、スリーブを挿入したら、
 
こんな感じになります。樹脂カラーとは比較にならないぐらい動きが良いですが、別にゴリゴリ回るような部分では無いので、あまり意味があるとは思えません。
KLX140L用のオイルシールを装着すると、
 
このような感じになるのですが、ちゃんと最後まで収まりません。ベアリングをもう少し深くまで入れたら良いのかもしれませんが、それよりもロッカーアームの形状が問題で、元々のオイルシールの外形が26mmあるんですよね…

KLX140Lのオイルシールの型番は
 
こんな感じでして、裏面を見ると、

という感じになっています。シール部分の外形が24mmしかありませんので、まったくシールできていないことになります。
仕方がないので、monotaro.comでオイルシール探しましたよ。内径18mm、外形26mmの奴を。 1時間ぐらい探した結果、やっとこさ見つけたのが、「LBH 18 26 4.5 6」という品番のゴムパッキン。 ちょっと厚みがありますが、たぶん大丈夫でしょう。

そんな感じで、リフトで上げっぱなしのKLX125を間もなく復活させる事ができそうです。
おそらく苦労した割には、まったく効果を感じる事は無いだろうし、逆に変なトラブルを誘発する可能性もありますが、それは後のお楽しみという事で。