2016年4月20日水曜日

Dakota Pro 淡路島ツーリング

ここ最近はロードバイクで一緒にポタリングやツーリングに行く相手が居なくて、すっかりMTBばかり乗っている。
今回の同行者もMTBということで、Dakota号の出番となった。
MTBツーリングといっても、淡路島1周ツーリングだから、走るのは舗装路ばかりという事もあって、転がり抵抗を減らすべく、タイヤはPanaracerのCLOSER Plus(26×1.25)だ。
このタイヤのこのサイズは最大空気圧が100psiとなっているのだが、規格値最大まで空気を入れると、転がりが軽くなる代わりに、グリップが極端に悪くなって、しかも跳ねまくる。
この事が後の事故につながる訳だが、自分の感覚は思いのほか信用できるようだから、違和感があったら面倒がらずに納得いくまで調整した方が身の為という事がよく分かった。

当初、輪行で淡路に行く予定だったのだが、出発時間が押してしまった事もあって、車に自転車を積んで、ハイウェイオアシスまで移動。そこから自転車に乗り換えて時計回りに一周する道程。凡そ150kmといったところだろうか。
この日は晴天・微風という事もあって、自転車ライダーが多い。まぁ、殆どの人がロードバイクなのだが、ペースは人それぞれで、20km/hぐらいでゆっくりな人も居れば、50km/hぐらいで走ってる人も。
相変わらず高負荷をかけると左膝の外側が痛むので、150km保たせる程度のペースで走る。それでも立川水仙峡のあたりで痛みが出始めるだろう。

そんな事を考えながら、それなりのペースで走って、一つ目の目的地である洲本の日洋堂でスイーツを頂く。
 
shintamaという玉葱コンフィで、独特の食感がある。その為なのか、人によっては合う合わないがあるようだ。個人的にはコレはコレで有りなんじゃないかなぁと思う。
 
他のケーキも美味しく頂きました。 この日は、店に到着した時点でshintamaの在庫が一つしか残っていなかったので、同行者と半分に分けて頂いたのだが、次回は丸ごと一つ食べてみたい。

日洋堂を後にして、由良・立川方面へ。しばらく海岸線を走った後に、例のパラダイスをちょっと過ぎたところまで長い登り。
ここまでで、予想通り少し膝にきてたので、海岸線までの長い下りで膝を休める為にゆっくり下ろうと思ってたら、同行者がそこそこのペースで下り始めたので、追走する事に。

上にも書いた通り、グリップ感覚が殆ど感じられないタイヤ(同行者も同じタイヤで空気圧も同じ)だったので怖いなぁと思ってたら、海岸線に出る少し前の左カーブで、同行者がスリップして落車。
幸い対向車や追走車は無く、体も路上で止まったので、轢かれる事は無かったが、左鎖骨、肋骨2本を折る重傷。当人曰く、「ヤバいと思う間も無く転けてた」との事。後ろから見ててもそんな感じだったしね…
ロード用のCLOSER Plusも規定値最大まで入れると極端にグリップが悪くなる気がするから、このタイヤに関しては、最大値より15psiぐらい落として使った方がいいのかもしれない。

とりあえず救急車を呼んで、怪我人が病院に運ばれるのを見送った後、自走でハイウェイオアシスまで戻らねばならない。
不幸中の幸いというべきか、車で来ていたのは正解だった。もし、輪行だったら行動できなくなる処だった。
現場からハイウェイオアシスまで片道50km。追風の助けもあって、2時間弱で走ったら、膝や腰が痛くてガクガクになっていた。
自転車乗りの友人に聞いたら、淡一を5時間と言ってたので、ロードとはいえ、奴らはAve.30km/hで走ってるのか…西淡の方でペースが上がるのだろうか?

車に自分の自転車を積んで、洲本の病院へ行くと、治療は終わったものの、気分が悪くて寝ているという事だったので、1時間程休んで頂く事にして、現場まで事故車両を取りに行く。
転倒車両は比較的軽傷で、転けたら削れるよねーという箇所にしかダメージは無かった。バイクであんな転け方をしたら、財布と相談しながら、どこを修理しようか考えてしまう処だが、その点、自転車はスリップダウン程度なら修理も安くついていい。
とはいっても、着ていた服は破れた上にハサミで切られたし、ヘルメットはしっかりと衝撃を吸収して潰れてしまったので、買い直し必至となる。
バイクのヘルメットはシェルが分厚くて、発泡体が凹んでも分かりにくいけど、自転車のヘルメットは一目瞭然。

写真左下側がぶつけた部分。3000円程度の塗装がズレた中華製安物ヘルメットだったのだが、役目は十分に果たしたようだ。 今回はぶつけたのが側頭部だったから、ヘルメットを被っていなかったら、危なかったかもしれない。

で、無事に車両を回収した後に、再度病院へ。 怪我人は既に会計を済ませて、待合室で座って待っていたので、一安心。
帰りに食事に行こうというので、右手だけで食べられそうなカレーをチョイスしたのだけど、食べてる最中に、痛みがぶり返したのか、自律神経過反射とか血管迷走神経反射性失神みたいな症状で意識が飛んでたみたいだ。
10分程で戻ってきたので、救急車を呼ばずに済んだが、痛み止めは痛みが出る前に飲んでおいて欲しい。
そんなこんなで、無事に家まで送り届けて帰宅。
後日、近所の病院で診察してもらって、鎖骨は手術して固定する事にしたとの事なので連休明けまで仕事は休みだそうだ。
まぁ普段よく働いてるんだから、少しぐらい長めに休んでも罰は当たらないんじゃないかな。 当人は痛みで休んでる気がしないだろうけどねぇ…