2018年2月6日火曜日

XT225WE グリップヒーター取付 その2

先日取り付けたグリップヒーターは、温度調整の為のスイッチが左手側に付いていて、OFFから最大まで4段階の温度調整ができるようになっている…はずなのだが、実際に使ってみるとOFFと最大しか無い。

amazonのレビューでもあったように、コントローラーのNチャンネルパワーMOS FETが死んでるのかと思って、コントローラーを開けてみたが、今のところは問題無いようだ。 まぁ、ONとOFFしか無いのだから、スイッチングもしていない訳で、発熱する要素が殆ど無いのだから、壊れようも無いのかもしれない。

で、本当に電気が流れていないのか確認する為に、テスターでグリップヒーターに流れる電流を計測してみる。
OFF…0A、1段階目…0A、2段階目…0A、3段階目…0A、4段階目(MAX)…1.75A。
エンジンをかけてないから、電圧が低くて2Aまで行かないのか、それとも回路的に1.75Aが最大なのかよく分からないが、まぁ許容範囲だろう。

温度調整が出来ないので、ONの状態で使うと素手では握り続ける事が出来ないぐらい熱くなるが、グローブ越しであれば、それなりに妥当な温度なので、壊れるまではこれで我慢する事にした。

不具合の原因はグリップ部分の温度調整スイッチに付いているであろう制御用の抵抗が入っていないんじゃないかと思うのだけれど、ハンドルバーからグリップヒーターを外して確認するのも面倒くさいので、値段なりの商品という事で妥協する。

ちなみにグリップヒーターのグリップ自体は、ホンダ純正のスポーツグリップヒーター程では無いにしても、昔のグリップヒーターみたいに太すぎる事も無いから、悪くはないと思う。 ゴム質が固いので握り心地は良くないが問題になるレベルではないだろう。
コントローラー部分はマイナスドライバーで少し抉れば簡単に開ける事ができるし、回路も簡単なスイッチング回路なので、自分で色々と改造して使うには、安価で面白い素材だと思うので、是非ともアクセルグリップのコーン無しバージョンを千円未満で売り出して欲しいところだ。

2018年2月4日日曜日

XT225WE グリップヒーター取付

昨年の6月にBanggoodで購入していたグリップヒーターを冬ももうすぐ終わろうかという、今時期になって、ようやくセローに取り付ける事にした。
 
購入時の金額は1234円。で、今、amazon.co.jpでも同じような値段で売っているので、壊れたら同じのを購入すれば良いだろう。
さて、この中華グリップヒーターだが、アクセルグリップ側は最初からコーンが入っている状態で売られている。

正直、有難迷惑なのだが、スロットルワイヤーの巻取り径を計ってみたところ、セローの純正とほぼ同じだったので、そのまま使えたのは幸いだった。

ただ、そのまま取り付けると、コーンホルダーの内壁と干渉してスロットルの動きが悪くなるので、コーンを微妙に削ってやる必要がある。
とりあえず動きの悪さは潤滑油で誤魔化すとして、アクセルワイヤーを問題無く引けるかどうかのチェックをしなければ…と、アクセルを開けたり閉じたりしていたら、太鼓のホルダー部分がコーンから外れた。

動きが渋い状態なので、万が一走行中に外れていたらと思うと、ゾッとする。アクセルを閉じた状態で外れていても、加速しようとして加速できなくなるのだから、事故を誘発するかもしれない。
コーンと太鼓ホルダーを接着力が弱い接着剤で貼り付けてるだけとか、コストダウンも甚だしい。
amazonのカスタマーレビューを見てみると、同じような不具合が見受けられるので、これはもう安物中華品質と諦めるしかない。
レビューを見ていると、他にもコントローラーのパワーMOS FETが焼けたりとか、色々と凄まじい。
コーンが破損した程度で作業を中断するのも癪だったので、元のグリップからコーンを取り外して、再利用する事にした。

そして、グリップヒーターから壊れたコーンを外すのだが、これが無茶苦茶固い。 ヒーターの配線を切らないように注意して外さなければならないので、慎重に作業していたら、小一時間かかってしまった。
コーンとグリップの根本でケーブルを固定、絶縁していたので、ここを使って抉れないし、外すのはかなり面倒臭い。

取り外した後はケーブルを固定する為の樹脂カラーをグリップに接着剤で貼り付けて、上記の中古の純正コーンに取り付ける。
グリップヒーター用の耐熱接着剤が無かったので、セメダインのゴム・樹脂用接着剤で代用。 これで試してみて、ダメそうならグリップヒーター用の接着剤を買ってこよう。
作業中に断線させていないか、念のために抵抗値を計ってみると、だいたい12Ω。片手で大体1A流れるという感じなので、両手であれば、カタログスペックの24Wというのは間違っていなさそうだ。

接着剤が乾く間にグリップヒーター用の電源をメインハーネスから取れるようにする。
ETCとシガーソケットの電源はズボラをかましてヘッドライトのロービーム側から取っているのだが、流石にそこから取ると、消費電力の大きいグリップヒーターは厳しいだろうと思ったからだ。

ヘッドライトを外して、ハーネスが見えるようにして、茶色の12Vと黒のGNDのラインの被覆を、ワイヤーストリッパーを使ってズラして隙間を開けたら、予め被覆を剥いておいたケーブルを巻き付けて、スプライスでカシメる。念の為に薄く含侵する程度にはんだ付け。ケーブルが動く場所だとはんだ付けは割れる恐れがあるので、しない方が良いのだけれど、ここは多分だ丈夫だろう。
で、それぞれ分岐させた線の先端に平ギボシを取り付け。

これらの作業をしている間に接着剤も半乾き程度に硬化したので、グリップをハンドルに取り付けて配線を施せば作業完了。
文章に起こすと簡単そうな感じだが、実際の作業はイレギュラーが多くて、思いのほか時間がかかった。 次に作業する時は電源回りは楽になってるので、まともなグリップヒーターを買ってくれば、30分もあれば余裕で作業が終わる筈だ。

これでハンドルカバーをかぶせれば、極寒でも薄手のグローブで走れるようになって、恰好さえ気にしなければ素晴らしく快適なので止められない。
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