2012年12月29日土曜日

自転車用ディスクブレーキ交換

自転車用のディスクブレーキのレバーとキャリパーをワイヤー式から油圧式に交換しました。
といっても、私のじゃなくて、友人のですが。

自転車もバイクも油圧式ブレーキのキモはエア抜きなわけですが、ホースを輪っかに潜らせたり、狭いところを通したりしなくても良いのであれば、先にブレーキラインを組んで、車体に取り付ける前にフルードを入れてエア抜きする方が楽です。
まぁ、バイクだとブレーキラインが固定だったり前後連動だったりして難しいのですが。でもエアーの抜けにくいキャリパーを車体から外してエアー抜きすると、結構捗るのは間違いないのです。特に後ろ側はラインも横向いてるしね。
まずはホースを車体合わせして、実測で必要な長さに切ります。
ホースにエンド金具を取り付けて、マスターとキャリパーに取り付ければ、ブレーキライン完成。

ぶら下げ用の棒にブレーキレバー(マスターシリンダー)を固定して、キャリパーをぶら下げます。兎に角キャリパーやホース内部のエアーが抜けやすいように工夫します。
バイクの場合はキャリパーが重たいから、ホースに負担がかからないように支えたりするんだけど、自転車のキャリパーは軽いから、ぶらぶらしてても問題無いでしょう。むしろホースの弾性が強すぎて、鬱陶しいぐらいです。
キャリパーのピストンは奥までしっかりと押し込んでおくこと。まぁ新品ならピストンは出ていない筈ですが…
マスターのリザーバータンクの蓋を開けて、キャリパー側のドレンボルトを緩めて、シリンジを使って、キャリパー側からフルードを注入していきます。
キャリパー内のエアーを抜く事を考えながら、傾けたり、軽く叩いたりして、ゆっくりとフルードを入れていけば、キャリパー内のエアーは9割以上抜けると思います。
ブレーキホースをデコピンで何度か軽く弾いて、ホース内壁に付着するとおもわれる気泡を弾き落として、最終的にマスターシリンダーのリザーバータンクにフルードが出てくれば、エアー抜きは9割方終わりです。
自転車のブレーキフルードは鉱物油なので、溢れても塗装にダメージとかは無さそうなので、気分的に楽ですね。 

キャリパーからシリンジを取り除く前に、ドレンボルトをしっかりと閉めて、シリンジを取り除きます。
キャリパーにブレーキパッドを取り付けて、ディスクの代わりになるものを挟み込みます。
リザーバータンクに溢れない程度のフルードを注いで、ブレーキレバーをゆっくりと数回握って、キャリパーのピストンを押し出します。 キャリパー側にフルードが流れますから、リザーバータンクのフルードが減りますので、タンクが空にならないように、適時フルードを継ぎ足しましょう。空にしてしまうと、エアーを噛んでしまします。
リザーバータンクが満タンになったら、キャリパーのドレンプラグにビニールのホースとフルード受けを取り付けた後、ブレーキレバーを軽く握りながら、キャリパーのドレンプラグを少しずつ緩めます。ドレンプラグからフルードが出てくるまで緩めて、キャリパー内に残っているエアーを排出すれば、出来上がり。 しっかりとドレンボルトを締めて、ビニールホースを抜き、リザーバータンクに減った分のフルードを足して、終了です。
バイクみたいに負圧ポンプを使って作業すればもうちょい楽なのかもしれないけど、如何せんリザーバータンクが小さい上に、残量が見えないから、使い辛いです。
あと、車体につけた状態でやってもいいと思うんだけど、溢れたフルードがブレーキディスクやらパッドやらに付着すると、脱脂が面倒臭いんですよね…注意して作業すれば良いだけなんですが。

ところで、自転車の油圧ブレーキの取り付けで、いつも不思議に思うのが、何故オリーブ一つで、ホースが抜けなくなって、油も漏れないようにできるのかって事。この仕組みが未だによく分からない。だれか詳しい人、教えて下さい。 
それから、キャリパーのドレンボルト、7mmって何だよ。 そんなスパナ持ってねぇよ。 だからいつもモンキーで作業してるんだけど、まぁ、機会があれば7mmのスパナ買ってくるかな…

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