2019年9月1日日曜日

かれこれ4年以上使用したメインのファイルサーバーを、SynologyのDS215jからQNAPのTS251Bに変更した。
転送速度や安定性に関しては全く問題が無いのだが、HDDの容量が厳しくなってきた為だ。
HDDだけ大容量の物に入れ替えれば良いのだけれど、それだと面白みも無いなぁというわけで、NASの本体ごと交換することにした。

屋内のネットワークが1Gbase-Tで転送する分には、DS215jを買った当時から、最近の機種まで、速度の面では殆ど変わりはない。
速度向上が目当てであれば、NASと合わせてネットワークも更新しなければ無意味だろう。当然NASには高速なNICとSSDのキャッシュは必須となるし、それなりの投資が必要になる事は間違いない。

NASのOSについては、慣れの問題かもしれないが、個人的にはQNAPのQTSよりもSynologyのDSMの方が使いやすい気がするし、使えるツールも多いと思う。
設定画面なんかのレスポンスは流石に新しいNASの方が速い。とはいっても、頻繁に触る訳でも無く、ストレスがたまる程遅いという訳でも無い。

動作安定性については、夏場は40度近くにもなり、冬場は10度を切るような場所で、4年間使用していたにも関わらず、ほぼノーメンテナンスで、大きな問題も起きなかった為、信頼性は非常に高い。

メインのサーバーからは退くものの、またどこかで使う事もあると思うので、大事に取っておこうと思う。

次に内蔵していたHDD、東芝 MG03ACA300だが、上記のような劣悪な環境で使用していたにも関わらず、1年ほど前に、2ドライブ中1ドライブに不良セクターが数個できただけで問題なく稼働していた。
FreeNASで遊んでいた時に使用していた生き残りで、FreeNASで使っていた際に死んだHDDもあるから、このモデル全部が安心なのかというと、過信はできないが…

しかし、同時期に購入したWD REDがとっくの前にほぼ全部RMA行きになった事を考えると、容量使用率90%超でこの成績は優秀だろう。一応家庭向けエンタープライズモデルの面目躍如といったところだろうか。

amazonからこのHDDが送られてきたときには、「マジかよ…」と絶句するような梱包状態で送られてきたが、とりあえず4年間問題なく使用できたので良かった。
稼働時間がそれなりに嵩んでいるので、今後はフォーマットしてからNVR用の予備HDDとして使用するか、どうするか思案中。