2011年7月23日土曜日

Air Videoを導入する

自宅にファイルサーバーを置いているのですが、動画をため込んでいるのに、そのデータはPCでしか見られないという状況でした。
まぁ自宅で、リビングのテレビの前に座ってる事など、殆ど無いから、別に問題なかったのですが、折角iPad2とかTF101を買った事だし、DLNAサーバーでも立ち上げてみるかという事になりました。

お手軽にDLNAサーバーを立てようと思うと、Windows Media Playerが考えられるのですが、自宅サーバーのWindows2008 Server R2 64bitにはWMPがインストールされていません。そこで、tversityをインストールするのですが、残念ながら、ちゃんと動いてくれないのです。

さて、どうしようかと考えていた所、私のデジタルガジェットの師匠(と勝手に思っている)kanai氏からAir Videoapp storeで250円に なってるから試してみては?とのご意見。早速AirVideoをiPad2にインストールしてkanai氏の自宅サーバーに接続させてもらって、mp4の 動画を見てみると、むちゃくちゃスムーズに動きます。iPad2やiPod touchのクライアント側の設定は殆ど弄る事無く、再生できてしまいました。こうなると、俄然自宅サーバーにも導入したくなります。

まず、AirVideo Serverをダウンロードします。 Bonjorが必要だと書いているのですが、自宅サーバーにはiTunesをインストールしていないし、したくもなかったので、Bonjorのみをコチラからダウンロード。ウチのサーバーは64bitなので、Bonjor 64bit版です。
BonjorとAirVideo Serverをインストールして、実行すると「JAVAのランタイムがインストールされていない」と、メッセージが出るので、そのままJAVAランタイムのインストールをしてしまいます。
これで、AirVideo Serverが実行できる環境になりました。

AirVideoServerの各タブのセッティングは以下の通り。

[Shared Folders]

公開したいディレクトリを[Add Disk Folder]で追加すれば、クライアント側から、指定したディレクトリ配下のファイルとディレクトリが見えるようになります。自宅の中で使うなら、これで設定は完了です。

[Settings]
それだけだと面白くないので、インターネット側からアクセスできるように設定します。
ディフォルトのポート番号を使うのは、万が一AirVideoServerにバックドア的なバグがあった際に危険が増しますので、別のポート番号を設定します。
Server Propertiesの項目で、
[Start at Login]、[Requie Password]、[Listen on Custom Port]にチェックを入れてます。
[Requie Password]にAirVideoクライアントからサーバーにアクセスする際に使用するパスワードを設定、[Listen on Custom Port]に使用したいポート番号を設定します。
パスワードはそれなりの難易度のモノを設定しておいた方が安心かも。ポートは他のアプリで使用していないポートを設定します。
ポート番号を指定したら、一度サービスを停止して、再度開始します。
タブの上にある[Stop Server]ボタンを押して、サーバーを止めると[Start Server]にボタンの名前が変わってる筈なので、それを押して、サーバー機能を再開させます。

[Remote]
上記の操作でポートが変更されているかどうかは、このタブで確認できます。ポート番号が変わっていればOK。
[Enable Access from Internet(Beta)]にチェックを入れます。
この状態でAirVideoのホストからPINを割り振って貰ってる筈なので、iPadなりiPodなりiPhoneなりでインターネット側からPINコードを検索してやれば、自宅サーバーが見える筈ですので、接続してみましょう。接続する際に上記で設定したパスワードを要求されますので、それを入力すれば、接続完了です。
[Automatically Map Port(requies router with UPnP or NAT-PMP support)]にチェックを入れていればUPnPを利用して、ルーターに自動的に穴を開けてくれます。
IPアドレス+ポート番号はAirVideoのホスト(海外?)で変換されてPINコードとして配信されているから(DDNSのポート番号付加版みたいなものですかね)、本来ならルーターの設定は不要なのですが、個人的にUPnPが好きじゃないので、UPnPを使わずに手動でポートを開けてサーバーに接続するように([Automatically Map Port]のチェックを外して、ルーターは手動で設定)しました。

基本的にはPINコードでサーバーを検索して接続した方が簡単ですが、DDNSでドメイン取って、そのアドレスに対して、指定したポートでアクセスしてやれば、自宅のAirVideoサーバーにアクセスできます。これなら、万が一Air Videoのホストがダウンしてしまったとしても、自宅のサーバーにアクセスできます。

早速近所のeo wifiスポットが見える場所に行って、自宅のAirVideoServerにアクセスしてみました。当たり前ですが、しっかりとストリーミング再生してくれます。素晴らしい。
ちなみに、ストリーミング再生させたデータは1280×720でビットレートは2300kbps前後のmp4です。
AirVideoでコンバーション機能を利用せずに再生できるデータ形式は限られていますが、コンバーションを使えば、ある程度は対応できます。ただ、うちのATOMサーバーだと、ちょっと辛いですね。コンバーション再生はサーバーのCPU性能がモロに効きます。

AirVideoの仕様で、アカウントという概念が無いので、自分以外の人に公開すると、誰がアクセスしたのか分からないってのが欠点ですね。

それにしてもDLNAサーバー…うーん、どうしようかなぁ…AndroidとかPS3なんかでも、サーバーのデータを使いたいし…そのうち再チャレンジするか…

あと、外出先でリアルタイムにテレビを見たいなら、VULKANO FLOW(ボルカノフロー)なんかもいいと思うし、自宅にWindowsサーバーを立ててないなら、バッファローのNASに付属するメディアサーバー機能も良さそうですよね。 あとは、Pogoplug(ポゴプラグ)なんかも便利そう。Pogoplugはソフトウェア版もあるから、自宅で24時間動いてるサーバーマシンがあるなら、Pogoplug softwareの方が便利かもしれませんね。価格も$29とお手頃ですし。


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