2015年8月6日木曜日

ファイルサーバーを更新する(FreeNAS編)

自宅で使っているファイルサーバーを更新する事にした。理由は以下の通り。

1.今まではAirVideoをよく使っていたので、トランスコーディングにそこそこパワー欲しかったから、Core i5を奢る等、なかなか豪華な構成だったのだが、今はDLNAが出来れば
問題ない状態なので、そこまでのパワーは必要なくなった。

2.iOSの「ComicGlass」、Androidの「ComittoN」、Windowsアプリの「nyalu」、いずれもSMBでストリーミングできるようになったから、httpサーバーや専用のサーバーを動かす必要がなくなった。

3.動画を貯める機会が減ったから、HDDの容量がそれ程必要ではなくなった。

4.電気代が高い

で、SynologyのDiskStation DS415+を買おうか悩んだが、予算の都合でFreeNASを使ってみる事にした。
HDDは東芝のMG03ACA300を3台。 前のファイルサーバーで使っていた物の使い回しで、必要に応じて逐次購入していたから、ロットはバラバラである。 ニアラインのHDDだが、amazonで買うと非常に安い。 ただし、精密機械を扱っているとは思えないような梱包で送られてくるので、気にする人はちゃんと店頭で買った方が良いだろう。
マザーボードは先日購入したASRockのQ2900-ITX。低消費電力だが、そこそこ速い。
NASとして使うには、SATAのポートがSATA2×2とSATA3×2という中途半端な構成なのが残念ではあるが、HDD程度の転送速度であれば何ら問題ないだろう。

FreeNASというか、ZFSは結構メモリーを食うらしいので、上限の16GBまで載せておく。
電気代と予算と排熱と速度を考慮して、HDDは3台をRAID-Zで構築する。 

外部に4TBのHDDを繋いで、1日に一回バックアップ。本来なら6TBのバックアップ領域が必要なのだろうが、今の処は保存すべきデータが4TBも存在しないので、問題ないだろう。それが必要になる頃には、もっと容量の大きいHDDが安くなっているに違いない。
 

と、ここまで書いて、実際にFreeNASでファイルサーバーを運用していたのだが、何が原因なのか、Windows8.1からCIFSに対しては十分な速度が出るのに、macからAFPを使った際に速度が出ない。 macからCIFSでアクセスしても速度が出ないから、mac側が原因なのかもしれないが、前のWindowsServer2008R2では問題無かったので、どうにも腑に落ちない。

またWebDAVを使おうとすると、権限の設定が煩雑で面倒くさい上に、WebDAVに対してComicGlassからアクセスできない(アクセスできてもユーザー認証で弾かれる)。 設定がマズイのだろうけど、ネットに転がっている情報では解決に至らなかった。

そうこうしている内に、RAID構成のうちの1台に不良セクターが発生して、アラートメールが飛んできた。東芝のニアラインHDD、1年経たずして1台故障。
7200rpmという事もあって、使用温度が高いから夏場は厳しいだろうとは思っていたけど。RMAも無いし、どうしたものかな…
 

そんな訳で、色々と面倒くさくなってきたので、結局synologyのDS215jを購入する事にした。DS415+にしなかったのは、やはり予算の都合だ。
FreeNASもWindowsから使用する分には十分に高速で使いやすかった。 ZFSは非常に優秀でHDDが1台Alleyから外れた状態でも、殆ど速度低下は見られず、大容量のデータの退避はスムーズだった。 また、FreeBSDベースという事もあって、カスタムの自由度も高い。 1TBクラスの容量のHDDが家にゴロゴロ転がっているので、いずれまた挑戦してみよう。

東芝 MG03ACAxxxシリーズ ( 3.5inch / SATA 6Gb/s / 3TB / 7200rpm / 64MB / 512セクター ) MG03ACA300
 
東芝

 

ASRock マザーボード PentiumQ N3700 M-ITX N3700-ITX
 
ASROCK

 

Synology DiskStation DS215j デュアルコアCPU搭載多機能2ベイNASキット CS5029 DS215j
 
Synology

 

Synology DiskStation DS415+ クアッドコアCPU搭載4ベイNAS CS4960 DS415+
 
Synology

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