2015年7月9日木曜日

中華バッテリー

6月中はそれほど暑くもならず、そこそこ快適に過ごせたのだが、7月に入って蒸し暑さが増してきた。 我が家の猫も伸びっぱなしだ。


さて、中華バッテリーと言っても、今回のネタはLi-ionバッテリーの事で、鉛蓄電池の事ではない。
先日PHSの電池をどうにかするという事を書いたが、それに際して会社の上司が中国に出張に行ったついでに使えそうなバッテリーを幾つか買ってきた。

何れも機器への組込用電池で、そのままでは使えそうにないのだが、ケーブルをフレキから普通の銅線に付け替えれば使えるだろう。
スペックは…

1000μAh…μ?この大きさで1mAhは無いだろう。早速皮のシールを剥がしてみると、内側のシールドケースには500mAhの表記があった。
 
大きさ的にみても、恐らくコチラの表記が正解だろう…と思うが、ハリボテの可能性も捨てきれない。
そんな訳で、早速充電試験。

最初に終止電圧3.0Vまで放電させる。容量500mAhとして、2C(1A)で吸い出す。
 
ほんのり電池が暖かくなるが、微々たるものだ。

放電が終わったら、今度は1C(0.5A)充電。

バッテリーチャージャーの積算電力計が正しいならば72分かけて概ね470mAh充電した事になる。

完全放電からの充電ではないし、エージングも済んでいない状態である事を考えれば、500mAhの容量表記は間違っていないだろう。

1000μAhの表記の意図や、繰返し充電した時の電池の寿命がどれぐらいなのかも分からないが、フェイクでは無い、表記に内容が伴う商品を普通に販売するという当たり前の事が出来るようになった事に対して、ここ最近の中国の製造業に脅威を感じるのだ。

因みにパッケージの裏にこの電池の販売元のURLが書かれていたので、アクセスしてみると、普通にモバイル用バッテリーの販売元だった。

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