2015年1月31日土曜日

ワイヤーラッピングツール WSU-30M

ケーブルを端子に接続する方法としてはハンダ付けや圧着以外に、ラッピングという手法がある。
私が大学生だった頃、端子と端子を結ぶ配線を接続するのに、電動のラッピングツールを使って接続した記憶があるのだが、あれはバイト先だったのか、研究室だったのか、よく思い出せない。 その時はこんな接続方法でよく外れないものだと関心した記憶がある。
で、最近になってピンに電線を接続したいと思う機会が何度かあって、ハンダ付けが面倒くさいと感じた頃に、ふと昔ラッピングで繋いでいた事を思いだした。
狭ピッチ化が進んだ昨今、ラッピングという手法は廃れてしまっているのか、ネットで検索をかけてもラッピングツールの取り扱いは非常に少ない。
国内では共立でJONARDインダストリーズのWSU-30Mという手動ラッピングツールが4千円ぐらいで売っているぐらいで、あとは電動の値の張る物ばかりのようだ。秋葉原の工具屋に行けば色々あるのかもしれないが、東京に行く用事が無いし、探すのも面倒くさい。
/.Jの記事を見てみるとWSU-30MでAWG28も巻けるみたいだし…というわけで、買ってきた。

ラッピングツールに付いているワイヤーストリッパーはAWG30用なので、それより太い線は予めワイヤーストリッパーで被覆を剥いておかなければならない。 写真左の棒みたいなやつが、ラッピングツールで、右がワイヤーストリッパー。
で、被覆を剥いた部分を所定の穴に挿入して、中心穴に接続したいピンを挿入し、ラッピングツールをくるくるっと回せば、ラッピング完了。
 
ちょっとやそっと引っ張ったぐらいでは外れないけど、今回は電池の端子間電圧を取る為の配線で、万が一ショートすると火事になりかねないので、念のために半田付け。

薄く含浸させる程度がベター。ちょっと失敗してるけど、まぁ目的が果たせれば問題なし。

さらに、こんな感じに熱収縮チューブで覆ってやれば、まず大丈夫。
AWG28(0.08SQ)でも3A程度は流せるから、リチウム系の二次電池で1C充電しても困る事は殆どない筈。そもそもバランサー用の配線だから、1Cも流れる事はまず無いと思うんだけど…

それにしても、このワイヤラッピングツールってのは、凄く単純な仕組みの道具なんだけど、自作は難しいかなぁ…どうだろう?

0 件のコメント:

コメントを投稿