2014年2月1日土曜日

TS125R エンジン破損

以前twitterでつぶやいた通り、私の不注意から新御堂筋を走行中にTS125Rのエンジンを壊してしまいました。 かろうじて高架の上を押し歩く事は避けられたものの、ヒヤヒヤものです。
症状がどれ程の物なのか調べたかったのですが、色々用事があって手を油で汚す事ができなかったので、暫く放置していました。
で、油汚れ解禁になったので、取り敢えずエンジンを下ろす前に腰上だけでも確認しておく事にしました。
もしシリンダーとピストンが生きていたとしても、排気デバイスは確認する必要がありますしね…
 
結論から言えば、シリンダーはボーリングが必要で、ピストンとピストンリングは交換しなければならないような状況でした。
シリンダーは爪がガッツり引っかかるぐらい深めの傷がついています。0.5mmのボーリングでも厳しいかもしれません。
 
当然ピストンにも結構な深さの傷。思ったよりも重症のようです。
 

排気デバイスはというと、高回転域側で固着していて、全く動作していない状態。後期型のエンジンなのでスライドバルブは3段なのですが、動かなければ意味が無いですね。
道理で低回転がスカスカで乗りにくい訳だ。こんなピーキーなエンジンで皆よく林道なんて行けるなぁ…とか思ってたんですよ。
固着したスライドピンを取り出すのに、それを止めているプラスネジを外さなければならないのですが、当然コレもガッチリと固着してしまっています。
普通のプラスドライバーで外そうとしてみたのですが、ねじ山を舐めそう…
そこで、トルクを掛けやすく、押さえつけやすくて、カムアウトしにくいドライバーじゃないと駄目だなという事で、1/4のラチェットハンドルとビット変換ソケット、ベッセルのギザフィット付のプラスビットを組み合わせて使います。
 
これでナメたら、そりゃあネジが悪いとか思いながら、クッとトルクをかけると、思いの外あっさり外れました。やっぱり腕が無い分は道具でカバーしないとね。
そんな感じで、何とかスライドバルブを取り出してみると、片側のピンが折れていました。

スライドバルブが固着していなければ、シリンダー内にバルブが脱落しているところですな。
他にはバネは折れているし、ピンがずれてバルブの部品に当たりがついてしまってたり…
 

うーん、これは左右両方とも使い物になりませんね。
シリンダーのボーリングとホーニング、OSピストンとピストンリング交換、排気デバイスのスライドバルブ一式交換…中古のエンジン買って載せ替えたほうが安そうです。
さて、どうするかなぁ…

デンサン 段付ギザビット NB-GZD100
 
デンサン

 

ベッセル 段付ギザビット 2本入 刃先+2 100mm IZ162100
 
ベッセル




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