2015年5月21日木曜日

brother MFC-9460CDN

職場の事務所で使う複合機を購入した。
brotherのMFC-9460CDNという機種で、A4カラーレーザー複合機である。

ブラザーのレーザー複合機を購入するのは初めてなのだが、設定の項目等は他メーカーの高級な複合機と然程変わる訳ではない。
ただ、付属のCDやダウンロードしてインストールするユーティリティーでは設定できない項目が多く存在し、全ての項目を設定するには、複合機の設定用web画面で行う必要がある。
取り敢えず、IPアドレス等の基本的な項目だけ、プリンター本体のディスプレイを見ながらボタンをポチポチ押して設定したら、さっさとネットワークに繋いで、webの設定画面を開こう。

この機種の設定で、面倒なのは「スキャンtoネットワーク」の設定である。

まず、管理者設定の「FTP/ネットワーク スキャン設定」でプロファイル名1~10のいずれかを「ネットワーク」に設定してやる必要がある(ディフォルトはFTP)。
続いて、「FTP/ネットワーク スキャンプロファイル」で先の設定で「ネットワーク」に変更したプロファイル名をクリックし、送り先のWindows共有フォルダーを設定する。

これらの画面を見て頂ければ分かると思うが、プロファイルは10個しか設定できないので、CIFS、FTP合わせて10箇所しか転送先を設定する事ができない。
というか、何故、転送プロトコルの種類とプロファイルを別々のメニューにする必要があったのか? この謎仕様がどういう経緯でできたのか非常に気になる。

ネットワークの設定は以下の画面の内容が設定可能。

eメール通達を行う為にsmtpサーバー、popサーバー、複合機が使用するメールアカウントの設定まで行う。
複合機なので単体で電話帳のデータを持っているいるのだが、残念な事にアドレス帳ではないので、送り先にメールアドレスを登録することはできない。
そう、この複合機はメールを送信する機能を持っているのに「スキャンtoメール」の機能が無いのだ。
確かにパンフレットやマニュアルに、そのような機能があるとは書かれていないので、間違いではない。
差別化の為にそのような仕様になっているのかもしれないが、電話帳をアドレス帳に買えて、データベースを共有化するだけの事が何故できないのか…
さらに突っ込むならば、「FTP/ネットワーク スキャン」の保存先情報だってアドレス帳に入れる事ができれば、10箇所しか指定できないというショボい仕様も撤廃できるのに。 実際、他メーカーの高級機は多少の差はあれども、殆どがそのような仕様になっている。

所詮35000円で売られているカラーレーザー複合機だから、そこまで求めるのは酷なのかもしれないが、ファームウェアをちょっと触るだけで実現出来そうな事をしていないのは、本当にもどかしい。 コストパフォーマンスに優れた良い製品だと思うが、あと一歩詰め切れていないのが残念でならない。

余談だが、複合機としての基本機能はこんな感じだが、ネットワーク関係の設定項目がやたらと充実している。 
流石にクラウド連携みたいな機能は無いが基本的なプロトコルは殆ど揃っている。
もしかして、ネットワーク部分は別のところで作ってるのかしら?

BROTHER A4カラーレーザー複合機 JUSTIO 24PPM/両面印刷/SuperG3 FAX/ADF/有線LAN MFC-9460CDN
 
ブラザー工業

 

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