2015年5月10日日曜日

タイヤレバー

バイクのタイヤ交換では必須工具のタイヤレバー。 タイヤ交換に慣れてくれば、多少形が悪いタイヤレバーでも問題なく作業する事ができるようになる。
バイク用のタイヤレバーには、伝説のタイヤレバーと言われている物があるらしく、どんな物なのか興味がわいた。
東洋精器工業という会社が販売しているMCL-45という商品で、冷間鍛造で手作業で作られているらしい。
噂によるとKTCのMCOL-260のお手本になってレバーだとか何とか…工具に関して、その手の話は一次情報じゃない限り眉唾物ってのが多いから、信用はしていないけど。ただ、ダンロップの正規採用タイヤレバーというのは本当っぽい。

早速4本程購入。いろいろな所で売っているが、東洋精器工業から直販で買うのが一番安い。

触ってみるとスプーンの裏側がザラついていたので、ペーパーで磨き上げる事にした。そう、このタイヤレバーはメッキされていないのだ。
 
一番右がすっぴんの状態。 耐水ペーパーで磨いていくと、一番左のようになる。
結構深い溝があり、鏡面になるまで磨くのは無駄だと思ったので、手で触ってツルツルしていれば良しという事にした。
ちなみにスプーンの表側を磨くと触った感じはツルツルなのだけれど、見た目はすっぴんの時とあまり変わり映えがしない。


ピカピカになったところで、早速スクーターのタイヤ交換で使ってみた。なるほど、これは使いやすい気がする。
つーかタイヤサイズが3.00-10じゃあKTCのタイヤレバーとの違いは分からないな…もうちょっと難易度の高いタイヤを交換する際に再評価しよう。

気になるタイヤレバーの形状だが、KTCのMCOL-260とはあまり似ていない。
ヘラの部分の長さがKTCの方が長いし、スプーンのくびれ具合も少し違うようだ。
MOCL-260にそっくりなのは、アストロプロダクツの高い方のタイヤレバーで、これは、もう本当にスプーンのくびれといい、ヘラ部分の長さといい、そっくりそのまま。

左からアストロプロダクツ、KTC、TSKである。
 

まぁ、プロのようにがつがつ使う訳ではないので、コスパだけ見れば、断然アストロのタイヤレバーだと思う。
ただ、アストロのタイヤレバーは、買ってすぐに車載工具にしてしまったから、殆ど使っていないので、耐久性は不明だ。
めっきなのか塗装なのか良くわからない表面処理なので、激しく使えばすぐにダメになるのかもしれないし、意外としっかりしているのかもしれない。
KTCは値段なりに良い商品だと思う。めっきもしっかりしていて、一番よく使っているタイヤレバーにも関わらず、めっきが剥がれる気配すらない。
TSKとKTCはほぼ同じ値段で購入できるので、どちらを選ぶかは好みの問題。 もっと難易度の高いタイヤだと評価が変わってくるのかも。

上にも書いたが、余程とんでもない形状のレバーでなければ、タイヤレバーの形が多少どうであれ、作業に慣れていればどうにかなると思っている。
ただ、作業がやりやすいか、やりにくいかの違いがあるだけだろう。 
勿論、低扁平、ムース、トラックタイヤみたいに、レバーが長くないと物理的に辛いってのはあるだろうけど。

KTC タイヤレバー MCOL-260
 
京都機械工具

 

Garage.com1 赤柄タイヤレバー 3本セット 全長275mm
 
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