2016年10月12日水曜日

XT225 セルモーター分解

購入当初からセルモーターが引っかかるような感じで回転するので、そのうち分解しないと…と漠然と考えていた。
ただ、なんとなく面倒くさくて後回しになっていたのだが、油脂類の交換もほぼ終えて、やる事が無くなってきたので、手を付けることにした。

セルモーターの分解は容易で、車体からケーブルを外さなくても、分解可能。
プラスネジを3本ほど外してやれば、(ケーブルは車体についたままだが)車体からセルモーターを取り外して分解清掃できる。
まぁ、ケーブルを外した方が作業はしやすいけど。

セルモーター本体は8mmのボルトを二本外すことでブラシ側、マグネットボディー、ギヤ側軸受け、回転子の四つに分割できるようになっている。
バラしてみると、プラスチックの部品が二つほどセルモーター内部から落ちてきた。どうやら、ブラシ側についているボルトガイドのようだ。
また、セルモーター内部にオイルミストが入り込むのか、電気スパークで焼けたオイルの臭いが酷い。各部品に大量のパーツクリーナーを吹き付けて洗浄。

カーボンブラシは要交換レベルまで減っているが、ぎりぎりで使えない事もない。
セルモーターの回転がひっかかっていたのは、上記のプラスチック部品が原因だろう。
ガイドなど無くても、ボルト挿入時に磁石に多少邪魔される程度で、ボルトが入らない訳では無いので、折れた部分は捨てて、そのまま使用する。

走行距離の割には、回転子のカーボンブラシが当たる部分が、結構減っている。 ブラシの減り具合からして、それなりだろうか。
3万キロ弱で、普通の使い方をしていれば、ここまでは減らないだろうから、前までのオーナーはセルモーターを長時間回す必要があったという事なのだろう。 エンジンにトラブルを抱えていない事を祈るばかりだ。

バイクのセルモーターの仕組みは単純で、減速ギヤ等が入っていないから分解も組立ても楽で良い。
軸受けのベアリングとブラシ側の軸受け部分にモリブデングリスを塗布して、さっさと組んで、車体に取り付け、セルを回してみると、モーターが空回りする音…もう一度スタータースイッチを押しても同じ。
そう、マグネットボディーの磁極を逆に組んでしまって、モーターが逆回転してしまっている。

再度分解して、マグネットボディーを180度回転させて取り付けると、今度は無事にエンジンがかかった。 簡単な作業だからと油断するなかれ…と。

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