2020年9月15日火曜日

マキタのサイクロンアダプター

先日購入したマキタの掃除機のサイクロン機構の使い勝手が良かったので普通の掃除機でも使ってみたくなって、単体で売られているアダプターを購入した。
中華製の似たような製品の購入も考えたものの、amazonのレビューを見て、これはダメだなという事でマキタの物を購入した。
空気渦発生部分の構造が悪いと、掃除機の掃除をする頻度が増える。
ダイソンの掃除機もそうなのだが、掃除する為に掃除機を洗うとか、無駄な事を頻繁にするのは結構なストレスだ。
こちらのページに書かれているのが、ダイソンの正しい総評だと思う。
前にも書いたが、ダイソンのコードレス掃除機は掃除する対象を選べば悪くない掃除機だ。サポートの電話も(故障の問い合わせが多いからなのか)慣れた感じで、電話サポートで解決する事が多いし、最終的には「割引するから新品買ってね」と買い替えを促してくれたりする。
個人的には、ダストカップの構造が(致命的に)気に入らないぐらいで、使い方というか吸い込む対象物さえ誤らなければ、それなりに使い勝手が良いので、新品同等品がマキタの掃除機本体と同じぐらいの値段であれば、買っても良いかと思っている。
動作状態不明の中古だったら、上記のホームページの方のように、一山いくらじゃないと買う気がしない。完動品中古なら3千円ぐらい…なら欲しいかな。

で、マキタのサイクロン機構だが、構造的にはコピー品が作られるぐらいありきたりの形をしている。
良いところは、
1.ダストカップの下側にゴミが貯まってくれる事。
サイクロン発生部分の筒周辺にゴミが付着せず、ダストカップの底付近にゴミが固まっているので、ゴミ捨てが楽。
amazonの評価を見ていると、長い髪の毛等を吸うとこの筒部分に髪の毛が巻き付いてしまうらしいのだが、我家にはそのようなゴミが無いので、今のところはわからない。また、何かが絡まったとしても、筒だけを取り外す事ができるので除去は簡単だろう。
少なくとも内部の筒部分に触れる程ゴミが貯まるまでに、吸い込んだゴミをゴミ箱に捨てれば、基本的に吸引力が落ちるといった事は無いし、サイクロン部分をほじくり返す事も無い。
2.ダストカップが爪二つで本体に固定されているだけなので、脱着が容易。
ダイソンのダストカップみたいに本体に固定されていないのが良い。ダストカップがネジ込み式では無いので脱着に力が要らない。掃除機本体をゴミ箱付近まで持っていく必要がない。
もちろん内部の筒付近までゴミが貯まるまで使えば、粉塵の脱落等を気にする必要があるのかもしれないが、そうなる前に捨てればいい。

ダメなところは
1.でかい
後付けシステムなので仕方がないのかもしれないが、とにかくデカい。小さめのハンディー掃除機本体と同じぐらいの大きさ。
2.重い
同じく後付けなので…床に接地した状態では気にならないが、振り回すと数百グラムが重たく感じる。
3.長い
物理的にダストカップの長さ分のスペースが必要。ヘッド側にフレキシブルパイプを接続しなければ、狭小部では使えない。
4.変な所にデッドスポットがある
ある程度使っていると、空気渦を作る部分に埃や毛が挟まっていることに気が付くと思う。サイクロンユニット自体は単純な構造なので、2番のプラスドライバー一本で分解できるから、さっさと分解してみる。

この吸い込み口の三角形の部分だ。ここを塞ぐ為の蓋が完全に密着していないので、この穴に埃や毛が貯まってしまう。
乾燥した状態であれば気になる事は無いが、万が一湿気のあるような物や、臭いのある物が堆積した場合は、悪臭の原因になる事は間違いないので、ホットボンドで予め埋めておく事にした。


そんなわけで、サイズと若干の不具合にさえ目をつぶれば今のところ満足している。
サイクロンによるゴミの分離も、無茶苦茶頑張っている訳では無いので、掃除機本体のゴミ回収部にもそれなりにゴミが入るのだが、分離していない時よりも、明らかに紙パックやダストバッグの消耗は少ない。
今回購入したマキタの掃除機の場合、高機能不織布ダストバッグが、ダストバッグ兼フィルターの代わりになっている感じなので、基本的には掃除機本体にフィルターという物は存在しない。

構造が単純なので、普通の掃除機に取り付ければ、紙パックの取り換えも少なくなって、吸引力もそこそこの掃除機になるのではないかと思い、「マキタ サイクロンアタッチメント A-67169」と「マキタ 短いストレートパイプ320 459246-9」を購入して、普通の紙パック式掃除機に接続して使ってみた。
結果はおおむね良好ではあったものの、吸い込む力が強すぎて、空気並みに軽いゴミ(というか粉みたいな埃)は紙パックの方に流れてしまった感じがする。
この手のサイクロン機構は吸引力が強すぎてもダメみたいだ。吸引力が弱いと、そもそも重たいゴミを吸いこむ事ができないので、それはそれで困る場合もあるから、結局吸い込む対象を考えて使い分けるしかない。

 

 

 

 

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