2017年5月17日水曜日

XT225WE D604(8年前の中古タイヤ)割れる

以前、セローにD604の中古タイヤを履いた事を書いた
先日の日曜日まではダートに行く事も無く、自宅の近所をうろうろしていただけだったので、特に不具合もなく、少しグリップが悪いかなといった程度の認識だった。
で、日曜日、サスペンションのセッティングを確認する為に梵天山へ。フラットダートならD604でも問題無いだろうという事で、タイヤ交換はしなかった。
久々のダートということで、神通から梵天山までの不整地路はかなりゆっくりと走る。予想通り土の上ではあまりグリップしないが、多少のガレであれば問題無いようだ。

梵天山で休憩した後に葛城山へ移動。流石にこのタイヤで皆が遊んでいるような場所に入る気も起きなかったので、すこし下った所の大して面白くなさそうな林道に入る。
この林道は殆ど入られた形跡がなかったけれど、草木がうっそうとしている風でもなく、距離は短くて、勾配が少しキツい事を除けば、気持ちの良い道だった。

気分良く登っていたら、途中まで行ったところで、突然後輪のグリップが落ちたので、バイクを停めて後輪を見てみると、完全に空気が抜けている。
この時はチューブレスタイヤだから、ビードさえ落ちてなければ、修理は簡単だし、さっさと入り口まで戻って修理しようと思っていた。
で、いざ林道入口まで戻って、タイヤを見てみたら、釘も何も拾っていない様子。しかし、ハンドポンプでいくら頑張っても空気が入らない。

試行する事数十回。いい加減疲れ果てたので、とりあえずパンクしたまま下山して最寄りのガソリンスタンドまで移動する事にした。

空気圧はほぼ0にも関わらずビードが外れる気配は無い。なるほど、チューブレスの方が低空気圧に向くと言われる訳だと思った次第。もちろん過大なトルクをかければ、ビードは外れてしまうのかもしれないが、少なくとも普通に走る分には問題なかった。

田舎すぎてガソリンスタンドまで、そこそこの距離を走らされたが、何とか無事に辿り着き、早速空気を入れてみると、タイヤのトレッド面が割れていて、そこから空気が盛大に漏れ出していた。 流石にこれは修復不可能だ。
そんなわけで、片道数十キロをパンクした状態で帰るか、ロードサービスを呼ぶか3分程悩んで、「どうせこのタイヤはゴミなので、頑張って帰るか」という結論に達した。
チューブタイヤだったら絶対にありえない選択なのだが、このときはイケると思ったのだ。

なるべく車の通りが少ない道を走って帰ったとはいえ、車の流れには乗って走れた。
空気圧が極端に低いタイヤの挙動には神経を使うものの、低圧のタイヤでダートを走るのに慣れていれば、舗装された真っ直ぐな道なら比較的普通に走れてしまう。
そんな感じで、無事に自宅に到着してからタイヤを見てみると、トレッド面とサイドウォールの継ぎ目が割れて、分離しかけていた。そして、タイヤは触れないぐらい熱を帯びている。
  
もう少し走行距離が長かったり、過大なトルクをタイヤにかけていれば、制御不能に陥っていた可能性が高い。 良くて走行不能、悪ければ事故案件だろう。
ちなみに、こんな状態にも関わらずビードは落ちていないのだ。横向きへの衝撃は無かったとはいえ、凄いなチューブレスホイール。

パンクの原因はカチカチに劣化したタイヤでダートに入った事で、トレッド面が小石や段差などの衝撃に耐えきれず割れてしまった事だろうと想像している。

チューブタイヤであればパンクは免れた可能性は高い。
もっとも、劣化・硬化していないタイヤであればパンクには至らなかっただろうから、チューブレスホイールでダートを走る場合はチューブタイヤ以上にタイヤコンディションを見ておかなければならないと学習した。

ヤマハ リアホイールASSY ゴールド XT250 SEROW 3C5-25302-00-35
 
ヤマハ(YAMAHA)

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