2014年9月6日土曜日

7インチタブレットはバイク用の地図となり得るか

会社の上司から「もう使わないから」という理由で、NEC製のN-06Dという7インチのandroidタブレットを頂いた。
幸いな事に、この機種はandroid4.0までアップデート可能で、MicroSDカードが挿さる。 しかも、今のところあまり世の中に存在しない7インチの防水タブレットである。
ここ最近SonyのNAV-Uの地図が古くなってきて、新しい高速道路を走っていると、何もないところを走っていたりするので、ナビの代わりになりそうな物を探していたから、丁度良かった…

さて、ナビの代わりをさせようとすると、パッとおもいつくのはGoogle Mapsのナビ機能だけれど、当然LTEの契約は解除されているので、通信手段はWi-Fiのみである。 走行中は田舎や山の中を走ったりするので、常に回線があるとは限らないし、他の端末からテザリングとかも面倒臭い。
取り敢えずはナビの機能は要らないから、現在地と地図がわかればOKてなわけで、Rmapsを入れてみる。
以前はRMapsはGoogle Playストアにあったのに、今はストアから弾かれてしまったのか、作者様のホームページからGoogleコードへリンクが貼られているので、そこからパッケージをダウンロードしてインストールしなければならない。 バージョンは0.9.4。2013年の1月で更新は止まっているようだ。
RMapsで使う為のデータを作るべく、久々にMobile Atlas Creator ver.1.8を起動してみると、APIが変更になったのかYahoo地図が利用できなくなっていた。 仕方がないので、GoogleMapsからデータを作る事にしたのだが、こちらも仕様が変わったのか、言語をJa(日本語)に設定しても、英語モードになってしまう。 まぁ、作成した地図に英語表記が混ざってうざったくなるだけで、使えないわけじゃないから、まだマシか…

Androidの仕様なのかRMapsの仕様なのか、よく分からないのだけど、4GB強の地図データを読み込む事ができないので、日本全域を地域別にある程度細分化して、いくつかの2GB以下のデータを作成する。 それでもツーリングマップルよりは詳細な地図ができるので、それなりに使える筈。
今回は近畿1.3GB、中国1GB、九州1GB、関東2GB、中部北陸1.3GB、北海道1.1GB、東北0.9GB、四国0.5GBてな感じ。 移動中に地域が変わったら、地図データを手動で切り替えるのが面倒だけど、仕方がない。

ここまでで準備は完了。
実際にバイクに搭載して、使い物になるのかテストしてる。 今日の降水確率は60%。 出発時は曇り。 気温は軽く32度ぐらい。 CBF1000の電動ファンが走り始めてすぐにブンブン回るぐらい暑い。 運が良ければ(悪ければ?)雨に降られて、N-06Dの防滴テストもできるだろう。
雨が降るまではUSBコネクターから充電しながら走行。 これは特に問題なし。普通に充電していた。
酷暑の大阪市内~西宮市街を熱暴走もせずに乗り切るあたり、バイク用ナビとしての資質を感じさる。

リアルタイム地図帳として使う場合、スリープ機能はOFFにしなければならない。 これは、グローブを嵌めている手では、静電容量式のタッチパネルを操作できないからだが、タッチパネルに対応したグローブをしていれば、画面が消えても、起動後の操作ができるので問題ないかも。 

N-06Dの欠点はあらゆるセンサーの感度不足で、GPSは屋外に出なければ受信できないぐらいヘッポコだし、地磁気センサーはまったく使い物にならないので、地図をヘディングアップにして使うと走行中に地図がグルグルと回って読めなくなる。 したがって、地図はノースアップ固定でしか使えない。 地図が読めない人には不向きかも。
GPS感度はグダグダだが、位置精度は悪くないので、それは救いかも。 ただ、RMpasの反応が鈍い場合があるので、現在地表示と方角表示は目安程度か…まぁ、それでも十分に使えるレベル。 

7インチタブレットをバイクに装着するにあたって、RAMマウントのXグリップタブレット用(RAM-HOL-UN8BU)を使用した。

非常に手軽に使用できる。 オンロードバイクで普通に走ってる分には、減速帯を踏んだぐらいではビクともしない。 念の為に何らかの落下防止策は講じた方が良いとは思うけど、今日走ってきた限りでは、大丈夫な気がする。
オフロードバイクでダートを走ったら、流石にどうなるか分からないが…

で、結局帰路で軽く雨に降られたのだけれど、少しぐらいの雨なら問題なさそう。

雨が振る前にUSBケーブルを撤去して蓋をしたら、あとは電池駆動になるが、液晶モニターつけっぱなしで、1時間弱走行した程度では、ちょっとバッテリー減ったかなって程度。
ふむ…NAV-Uの代わりとして使うには、ちょっと大きくて邪魔だが、自分で地図を作って入れられるのは便利。 だけど、ナビとしての機能は無いから、目的地と経路を頭に入れておかないと使いにくいし、どうしたものかなぁ。
何にしても、グローブしたまま静電容量式のタッチパネルが触れるように、工夫しないと使いにくいかな。

RAM MOUNTS(ラムマウント) Xグリップ タブレット用 1インチボール付 RAM-HOL-UN8BU
 
RAM MOUNTS(ラムマウント)

 

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