2023年3月30日木曜日

ATOMSTACK P9 M50で透明のアクリル板の加工 その2

前回に引き続き、スモークの透明アクリル(3mm)の切断加工を試みてみた。
擦りガラス並みに曇らせた2mmのスモークの透明アクリルは切断した実績があるのだけれど、透明の物は今回が初めてだ。
結論から書くと、普通の透明アクリルよりはマシといった程度で、カットには至らなかった。
中古の傷付アクリル板なので、保護シートが無かった為、直接レーザーを当ててカットを試みたのだが、表面側の深さ0.5mmぐらいが溶けた程度。 パラメーターは出力100%、速度は180mm/min、1パス。

そんなわけで、表面に水溶性塗料を塗布して、速度を150mm/min、2パスでカットしてみたが、多少深く掘れるものの、焦げ付きが酷くなり、カット幅も広がって、出来栄えが悪くなっただけだった。

もっと適切な方法があるのかもしれないが、今のところ厚みのある透明系アクリル板に関しては、どうやっても切れない気がする。

とりあえず、今作ってる工作物でスモークの板が必要だったので、厚み1mmのスモーク(透明)塩ビ板をカットしてみたが、これについては、いつも通り出力100%、200mm/min、1パスで切断できるので、もうコレでいいかなぁ…
ただ、塩ビ板は使ってみて思ったのだけれど、かなり傷が付きやすい。透明度を維持する必要があるような用途には使いにくいかもしれない。

 

 

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