2020年3月22日日曜日

Cygnus-X 駆動系整備 ODO 26235km

シグナスの駆動系の消耗部品の交換を行った。
最近、低回転域でベルトがバタつく感じがしたのと、気温的要因以上に燃費が悪化していたので、ベルトの摩耗が進んでいると思ったからだ。
以前は高回転域では回転数/100km/hぐらいの速度が出ていたのだけれど、今は回転数/105km/h程度しか出ない。
そんなわけで、ベルト交換のついでに、その他消耗品も交換することにした。

新しいベルトはあまり評判の良くない安いベルト。

amazonの評価ではベルトが崩壊している写真がアップされていたりしたので、少なくとも次のオイル交換の際には様子を見ておいた方が良いかもしれない。
純正のベルトはヒビもそれほど進んでいる感じはしないし、まだ使えそう。

しかし置いておいても、結局使わないだろうから、廃棄処分。
互換ベルトと山の形状が異なるのが気になる。ベルトがプーリーの一番内側に落ち込んだ時の曲率を考えると、互換ベルトの山の形状は、あまり良くないんじゃないかと思うのだけれど。 とりあえず様子見かな。
ベルトの幅は古いのが21.12mm、新しいのが22.33mm。どちらも真っすぐに測定できていないだろうから、少し数字を引いて、それぞれ21mmと22mmといったところか。

2万キロで概ね1mm摩耗するということなので、正しく摩耗していると言えるだろう。

次にウェイトローラー。記録を見ると、以前12gから10gに変更したのが、1万キロ未満だったので、凡そ17000kmぐらい使用している。

明らかに変摩耗を起こしている。 純正ウェイトローラーの時にも考察していたのだが、やはり1万キロぐらいに一回の頻度で交換すべき部品なのかもしれない。

スライドピースはまだ大丈夫な感じがする。

どちらもたいした価格の部品ではないので、新品に交換。 ウェイトローラーは今回9gにしてみる事にした。
おそらく台湾仕様と同じ重さ。 定回転変速域の回転数が上がるので、燃費は悪化傾向だが、シグナスのパワーバンドが7千回転付近と比較的高回転域なので、加速は良くなるはず。

クラッチは今のところ滑っている感じはしないが、クラッチスプリングを新品に交換。 トリート用の純正を買ったつもりだったのだけど、袋に貼られているシールをみたらシグナスと書いていた。 同じ物なのかもしれないし、返品交換も面倒くさいので、そのまま使用する。

元のスプリングを外した後、クラッチを動かしてみようと手で触っても、シャフト部分が固着していて、非常に動きが渋い。
クラッチが変なつながり方すると思ったら、コレが原因か…
マイナスドライバーで抉りながらプレートからシューを外して、シャフトを耐水ペーパーで均した後に、テフロングリスを薄く塗布して、シューを挿入。 はみ出たグリスをしっかり取り除いてから、シューがスムーズに動くことを確認。
新しいスプリングを入れて…カバープレートを入れる前にEリングを取り付けてしまう。ありがちな失敗。2度手間、3度手間。

シューはシャフトの部分をソケットレンチのコマか何かで叩き込まないと、完全に装着できないのか、プレートを付けると、Eリングを取り付ける溝が隠れてしまう。

あとは逆の手順で車体に組み付けていって、駆動系の作業は無事に終了。 純正ベルトにしておけば、憂いは無かったのだけれど、次回オイル交換時の手間が一つ増えるだけなので、我慢しよう。

駆動系を触るついでに、エアーフィルターも新品に交換。 以前、互換品を購入してエアークリーナーボックスにハマらなかったので、今回は純正品。

で、何か違うのか観察。 リブの形状が全く違う。 純正のほうが細くて滑らか。

当たり前だが、純正品のフィルターは何の問題も無く装着できた。
エアークリーナーボックスは特にブローバイガスで汚れた様子は無かったけれど、ボックスの前側、ブローバイガスを貯めておくところ?はしっかりとオイルが貯まってたので、細い穴からパーツクリーナーを突っ込んで、軽く掃除。

全ての作業終了後に試走。定回転変速域は以前は6500回転前後だったものが7千回転前後に。
ただしベルトが太くなったからなのか、全体的に加速が鈍い。ただし、速度は回転数×1.1/100km/hぐらいになっている。
クラッチの動きが良くなったので、発進時のいきなりクラッチが繋がる感じは無くなったし、停車前のクラッチの切れも良くなった。

私の使い方だと、駆動系は最低でも2万キロに一回はメンテナンス。ウェイトローラーに限っては1万キロで様子を見た方が良いだろう。


ODO 26235km

 

 

 

 

 

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