2018年7月4日水曜日

Raspberry Pi Zero Wのセットアップ(Raspbian Stretch Lite)

ここ最近、日本橋の電子部品屋で、RaspberryPi 3B+やRaspberryPi Zero Wが普通に入手できるようになった。 値段も通販で購入するのとそれほど変わらないので、取り合えず両方とも購入してきた。
3B+は今まで買ってきたRaspberryPiの上位互換品という事で、後回しにして、ひとまずRaspberryPi Zero Wを触ってみる事にした。

Zeroシリーズは有線LANポートが無いので、Raspbianを起動してから、直接弄るかUSBからSSHで弄るか、ZeroWなら無線LAN経由で弄る事になる。
で、折角のZeroWなので、無線LANで弄ろうと思ったのだが、いくつかのホームページを参考に設定しようとしてみたのだが、どれも設定の内容が微妙に異なる。というか、具体的に書いていないページが多い。

当然間違った設定をすれば無線LANには繋がらない訳で、それの試行錯誤で時間を浪費してしまったので、忘れない内に動作した内容をメモしておく。
1.公式サイトからRASPBIAN STRETCH LITEのZIPファイルをダウンロードして、イメージファイルを取得する。

2.SDカードフォーマッターでmicroSDカードをフォーマットする。

3.Win32 Disk ImagerでRASPBIAN STRETCH LITEのイメージファイルをmicroSDカードに書き込む

4.microSDカードの中にbootというボリューム名のドライブが作成されるので、そこのルートディレクトリに「ssh」と「wpa_supplicant.conf」というファイル名の空ファイルを作成する

5. 4で作成した「wpa_supplicant.conf」を適当なテキストエディターで開いて、下記のように入力して保存する。
ctrl_interface=/var/run/wpa_supplicant
network={
ssid="xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
key_mgmt=WPA-PSK
}
以上。1行目は必須。ssidは繋ぎたい無線LANのSSIDを入力(ダブルクォーテーションで囲む)。pskはハッシュ値を書く(ダブルクォーテーションで囲まない)。
なお、ハッシュ値はWPA key calculation: From passphrase to hexでSSIDとパスフレーズを入力して計算した値を用いる。
key_mgmtはWPA2を使用していてもWPA-PSKと記載する。
6.microSDをRaspberryPi Zero Wに挿入して、起動する。因みにZeroシリーズの画面出力端子はminiHDMI、USBはmicro USBなので、ケーブルには注意。

7.起動してユーザー名とパスワードを聞いてくれば、それぞれpiとraspberryと入力すれば、起動完了。 無線LANに接続されていれば、ユーザー名入力前ぐらいにIPアドレスが表示されている筈。わからなければ「ip address」で確認。

8.固有の問題なのか、例によって現在のネットワーク環境ではDHCPで割り振られたネットワークパラメーターでインターネットに接続できないので、以前のストリーミングカメラプレイヤー設定の時と同じようにdhcpcd.confを設定する。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf」でエディターを起動して、「static routers」と「static domain_name_servers」を環境に合わせて書き換える。

9.「sudo shutdown -r 0」と入力して再起動。

10.インターネットに接続されていれば「sudo apt update」や「sudo apt upgrade」等が通る筈なので、それらを実行する。

11.ネットワーク環境を容易に設定する為に、「Network Manager」をインストールする。
sudo apt install network-manager
sudo systemctl start network-manager
sudo systemctl enable network-manager
以上。
sudo nmtui
でネットワーク関係の設定が容易にできるようになる。
参考にさせて頂いたホームページ
にせねこメモ
なぜにぶろぐ

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